薬剤師が変わる(上)在宅医療をサポート
<span style="line-height: 150%"><font size="3">いつもありがとうございます。
抗加齢実践家てるです。
薬剤師に関わる環境に大きな変化が起きています。
薬学大学がここ10年で27も増え、偏差値40で入れるそうです。
そして、6年制になりました。
この裏には大改革が隠されているそうです。
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▼医師、看護師と三位一体で質向上
薬剤師にどんなイメージをお持ちでしょうか。薬局で市販薬を紹介する場面や白衣での調剤姿。
最近、こうした従来像と異なる薬剤師がクローズアップされています。薬剤師が在宅医療をサポートしたり、抗がん剤の扱いにも積極的にかかわることで、治療の質を上げるのがねらい。1回目は在宅医療に携わる薬剤師をリポートします。
戸建てが軒を連ねる名古屋市天白区の住宅街。無職の山中隆二さん(82)=仮名=の自宅に理学療法士、福祉用具コーディネーター、建築士らが顔をそろえた。ケアマネジャーの水野正子さんが情報交換の会議を呼びかけたのだ。
山中さんは肺機能が低く、酸素供給機が手放せない。最近、ベッドから20歩のトイレへ立った際に3度も転倒。このため、水野さんが手すり設置を提案した。
「縦につけるか、横につけるか」「手すりの高さはちょうどいいか」…。山中さんは酸素チューブをひきずって歩き、計8本を取り付けることが決まった。
水野さんは実は、山中さんのかかりつけ薬剤師でもある。「向精神薬を処方していたから、ふらついて転倒した可能性もある。そうなると、処方を変えることも考えなければならない」と、薬剤師としても山中さんの体調をチェックした。
また、山中さんの表情を見て、「微熱があるのですか」と尋ねたうえで、「いつもの粉薬は飲んでいますか」「液体の方は飲んでいないようですね」と指導し、通常はほぼ寝たきりの山中さんの「床ずれ」の有無も確かめていた。
◆◇◆
水野さんは名古屋処方箋(せん)調剤薬局平針店に勤めている。薬局では医師の処方箋通りに薬を出す。だが、処方した後のことはよく分からず、内心、じくじたる思いもあるという。「本来は薬剤の選択、効果、副作用の有無の点検までかかわることが薬剤師の仕事では…。薬を患者に手渡して終わりではなく、その先こそが大切」
ケアマネ資格を得て、在宅医療にかかわるようになり、思いはさらに増した。服薬指導で患者の家へ行き、薬がどう使われているかが見えてきたのは新鮮な感動だった。
「何種類もの薬を飲むのは不安」と自己流で飲む頻度を変えたり、取り置きした期限切れの薬を飲むケースも。特に後者は危険が高まる。「患者さん宅では副作用のチェックもできる。そのことを医師や看護師に伝えることで、よりよい医療につながる。医療チームの一員であることを実感できるようになった」と、やりがいを話す。
◆◇◆
日本では、薬剤師が医療チームに加わっていないとの指摘は少なくない。国立長寿医療センター(愛知県大府市)の副薬剤部長、古田勝経さんは「欧米では医療に薬剤師が加わるのは当然だが、日本では処方箋通りに薬を出してよしとする薬剤師が多い。医師が薬剤師を軽視する面もある。このため、薬剤師によるチェックが機能せず、医療の質を落としている。薬剤師側からもっと提案があっていいはずだ」と話す。
古田副部長は経験から褥瘡(じょくそう)ケアが手がかりになるとみる。古田副部長自身が20年来、入院患者への褥瘡ケアで何種類もの軟膏(なんこう)を組み合わせるなどの工夫を重ねた末、医師よりも適切な褥瘡ケアができるようになった。「外から見えにくい内科系の病気はともかく、褥瘡ならほとんどの医師から助言を求められる」と胸を張る。「床ずれだから」と重視しない医師も少なくないだけに、「薬剤師の腕の見せどころ」と古田さんは言う。
冒頭の水野さんはこの考えに共鳴し、訪問先でも褥瘡ケアに力を入れる。在宅の寝たきり患者の褥瘡を見つけた医師から助言を求められて治療につなげたこともあり、水野さんは「こうして実績を積んで、医療の一員になっていきたい」と意気込む。
政府は今年の医療制度改革で薬剤師法を改正。患者が薬局にファクスなどで処方箋を送れば、薬剤師が調合した薬を患者に届け、服薬指導も行えるようにした。在宅医療を一層、進めるのが狙いで、患者宅を訪問する薬剤師の数もさらに、増えそうだ。
高齢者の医療現場は将来、在宅に移行する見込みだ。水野さんは「在宅医療の質を高めるためにも、訪問する医師、看護師と並んで薬剤師も積極的に医療チームの一員になれるよう力量アップが求められている」と話している。
(出典:産経新聞)</font></span>