鉛筆、正しく持てますか? 教員でも「適切」17% | 健康管理・増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさを探求

鉛筆、正しく持てますか? 教員でも「適切」17%

いつもありがとうございます。
抗加齢実践家てるです。

はしが正しく持てない人が多いのは知っていましたが、
鉛筆を正しく持てる教員がわずか17%、
正しいと思っている教員が何と81%とは驚きを通り越して呆れます。

今朝のラジオで万引きのことが語られていました。
万引きした子供の親を呼んだら金を払えばいいんだろう、と凄まれたとか、
そのまま親が交番に連れて行ったとか。

この国のシツケよ、どこへ行く。

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はしの持ち方とともに、鉛筆の持ち方がおかしくなっているといわれて久しい。子供の所作の乱れのようにも思えるが、もとをただせば、正しい持ち方を教えられない大人が増えていることが原因だ。

≪誤りの自覚なし≫
兵庫県稲美町立母里(もり)小学校の岸本ひとみ教諭は先月、新たに受け持った3年生クラス全員の手元を見て回り、「あいた口がふさがらなくなった」と振り返る。鉛筆を正しく持てている児童が皆無だったのだ。

現在、クラス全員の手指に鉛筆持ち方練習具をつけて授業を行っているが、「他のクラスはおそらく放置している状態でしょうね。先生の中にも、『えっ』と驚くような鉛筆の持ち方をする人がいます」と打ち明けた。

このような“惨状”は今に始まったことではない。「本来持ち方を教えるべき立場の教員でも、鉛筆を正しく使える人はとても少ない」と語るのは、過去に何度か鉛筆の持ち方調査を実施した目白大学大学院の谷田貝(やたがい)公昭教授(保育学・教育学)。

平成9年、小学1年生から50歳以上の大人まで計2700人の鉛筆の使い方の実技判定と、正しく使っていると思うかどうかの自己認識調査を実施した。その結果、幼稚園、小中高校、大学の教員のうち正しく鉛筆を使っていたのは17.3%。一方で80.7%が「自分は正しく使っている」と答え、誤りを自覚していないことがわかった。

「先生が持てていないなら、指導もできないでしょう」。谷田貝教授は懸念を示した。

≪大人は罪悪感を≫
鉛筆の持ち方の乱れは、さまざまな弊害を招くという指摘がある。

桃山学院大学の高橋ひとみ教授(健康教育学)は「鉛筆を自由に動かせないために文字が書きにくくなったり、鉛筆の先が見づらくのぞき込むため、姿勢が悪くなったりする。そのため疲れやすく、学習能率や視力の低下につながるおそれがある」と話す。

また、冒頭の岸本教諭は「ノートを取るのに極端に時間がかかるうえ、文字もきれいに書けないので、勉強そのものが嫌いになってしまう子も少なくない」と語る。

30年にわたり教師や園児・児童に鉛筆の持ち方を指導してきた「児童かきかた研究所」の高嶋喩(いさむ)所長は、「子供が鉛筆を正しく持てないのは不器用だからではない。正しい持ち方ができる大人が少ないし、学校現場で教えていないからだ。子供に正しい持ち方を教えていない大人は罪悪感を持つべきだろう」と話している。

■鉛筆デビュー早期化
鉛筆を初めて持つ時期は年々早まる傾向にあるようだ。トンボ鉛筆が平成15年、男女110人を対象に、初めて鉛筆を持った年齢を年代別に聞いたところ、40代以降の世代では「4、5歳」との答えが最も多かったが、30代以下では「2、3歳」が多く、年代が下がるほど、鉛筆を使い始めた時期が早まっていた。

家庭での早期のしつけの必要性が高まるなか、同社では3月、幼児向けの鉛筆「おけいこえんぴつ」を発売した。軸が太いうえ、6角柱型ではなく3角柱型のため3本の指で持ちやすく、ひらがなやカタカナを書く基本となる「曲線」「直線」の練習ができるシートがついている。

谷田貝教授の調査によると、子育て世代にあたる30代-40代前半のうち、正しく鉛筆を使える割合は15%前後。「鉛筆を握る子供の手に親が手を添え、根気よくしつけることが大切」(谷田貝教授)だが、正しい持ち方を導きやすい練習具や鉛筆などの相次ぐ登場は、こうした親のニーズの反映といえそうだ。

(出典:産経新聞)