寒い季節は部屋の温度差が命取りに!?“ヒートショック”を防ぐ入浴法 | 健康管理・増進、病気予防、抗加齢(若返り)、長寿、豊かさを探求

寒い季節は部屋の温度差が命取りに!?“ヒートショック”を防ぐ入浴法

<span style="line-height: 150%"><font size="3">いつもありがとうございます。

今年は寒さが厳しいので入浴中の急死事故が増えるかも知れません。
驚くほどの事故があるようです。

最大の予防策は、脱衣所の室温を上げ、浴室の室温を上げて温度差を
なくすことだそうです。

私は実践していますし、浴室には<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4012 ">最も安全・安心な水</a>を500ml以上持ち込んで
水分補給することも含めて、ここに書いてある注意は実践しています。

まれに行く近所の銭湯の脱衣所の温度は低いのが気になります。

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12月に入り、日本列島は今年最大の寒気に覆われている。寒さが厳しいこの季節、急増するのは「入浴中の急死事故」だ。厚生統計協会の『国民衛生の動向』によると、入浴中の死亡者数は年間2,000人から2,500人。ただし、風呂場での死亡は病死か事故死かの判断がつきにくいため、実際の数字はこの4倍にあたる1万人を越えるといわれる。

冬場の入浴で身体にかかる負担とはどのようなものか? 事故を未然に防ぐためにはどのようなことが必要なのだろうか?
<A href="http://www.tmig.or.jp/J_TMIG/J_index.html " target="_blank">東京都老人総合研究所</A>『福祉と生活ケア』研究チームリーダーの高橋龍太郎氏に話を聞いた。

■急上昇した血圧は急下降する
寒い冬の夜、熱い浴槽に浸って冷え切った身体を温める人は多い。日本ならでは生 活習慣ともこの入浴法が、実は身体に与える負担が大きく、特に中高年にとっては 「危険」とさえいえる。

風呂場は通常、家の中で北側に位置することが多いため、暖房のない脱衣所と暖房 している室内との差が10度以上ある場合も少なくない。古くから建っている木造軸組 住宅では、洗面所や脱衣所、浴室に床暖房を入れたり、あるいは暖房器具を入れるこ とはあまりないだろう。

そのような非常に寒い場所で衣服を脱ぎ、「ゾクゾクッ」と身震いした経験は誰し もあるだろうが、これは急激に体温が下がる状態を正すため、毛穴が収縮して起こる ものだ。実はその際、身体の状況は血管が収縮し、血圧は急激に上昇していることに なる。

その寒い状態から、42~43度といった熱めのお湯にすぐに入ると、1分間ほど身体は 強烈な温熱刺激を受けることになり、血圧はさらに上昇する。そのまま湯船に浸り続 けると、今度は血管が温まり、血流が体内を十分に周る状態となる。そのような状態 で、さらに1~2分経過したあたりから、血圧は秒単位で急激な低下を始めるのだ。

一般に、血圧の高低差が50以上になると、意識を消失する可能性が生じるといわれ ている。湯船の中で失神すれば、水没から死につながるリスクも出てくることになる。

「寒さによって『血圧が上がる』こと自体は、ごくまれにしか害を及ぼしません。 問題は、血圧が上がれば上がるほど、下がる時も急下降し、その幅が大きくなること です。これは、動脈硬化などで血管のしなやかさが失われている人ほどひどくなり、 危険が増すといえます」──このように危険性を指摘するのは、東京都老人総合研究 所『福祉と生活ケア』研究チームリーダーの高橋龍太郎氏だ。

■血圧以外の危険もある
その他の入浴時の危険として挙げられるのが、心臓にかかる負担だ。

血圧の急激な上昇と下降の場合と同様、急激な寒さと熱いお風呂によって、かかった ストレスが解除されるという過程の中で起こるのが、不整脈の一種である「心室性不 整脈」や「心停止状態」だ。高齢になればなるほど、危険な不整脈というのは気付か ないうちに日常的に起こるようになる。そのため、入浴中の寒暖差が命取りとなる心 室性不整脈を引き起こす可能性は、かなり高くなるといえる。

また中高年以上では、入浴中の発汗による「脱水症状」にも注意が必要となる。年 齢が若ければ、多少の脱水状態はそれほど身体に影響がない。しかし、高齢になれば なるほど、脱水症状によって血液量が少なくなると、重要な臓器への血流が急速に悪 くなる。

「脱水症状による濃い血液は、流れも悪くなっています。例えば、脳に行く血液量 が今まで100あったとすると、脱水症状の状態では90、80、70と減っていきます。する と脳の意識をコントロールする機能も落ちやすくなり、失神しやすくなるといえるの です」(高橋氏)。これは、血圧とは別な方面からの意識障害が起こるメカニズムだ という。また、濃い血液は血栓を起こしやすく、「脳梗塞」や「心筋梗塞」などの危 険も当然出てくる。

入浴中の事故を男女別に見た場合、件数そのものは男性の方が多い。しかし、死亡 に至るのは女性の方が多く、しかも高齢になるほどその割合が高くなるという。

「おそらく、男性よりも女性の方が脂肪が多いことと関係しています。皮下脂肪な どの脂肪量が多いと、体温調節がうまくいかないため、厳冬期の風呂場のように体温 が急激に変化しやすい条件下では危険なのでしょう」(高橋氏)。

■入浴時の事故を避けるには
人間は、身体を住んでいる環境に適応させることができる。ある程度の時間をかけ、地域の気候や、住まいの温熱環境などに適応させ生活している。事故が起こるのは、多くの場合、身体を適応させている物的環境が突然変化した時である。一般に、高齢者の死亡率が上がる時期が、北海道では冬よりも夏、九州や沖縄では夏よりも冬、というのはそのためである。

「風呂場というのは、家の中でも特に温度変化のある場所であり、それだけでも非常に危険が高いといえます。そこに大きな環境の変化が加われば、危険の度合いはさらに増します。これは高齢者に限ったことではありません。例えば、温泉場に行っての入浴など、日常と違うことをすれば、事故が起こるリスクはより高くなるということを覚えていてください」と高橋氏は注意を促す。

急激な温度変化が身体に及ぼす影響は「ヒートショック」などとも呼ばれており、高齢者が家庭内で死亡する原因の4分の1を占めている。発生率の高さは、11月から翌年の3月といった冬場で気温が下がる時期に集中する。

高齢者にとって冬場の入浴が要注意であることはかなり浸透しているが、これは中高年にも無関係な話ではない。

中高年の中でも、入浴時に特に注意が必要となるのは、以下にあてはまるような人である。
 ・肥満気味の人
 ・睡眠時無呼吸症候群のような呼吸に問題のある人
 ・高血圧の人
 ・不整脈がある人

入浴のタイミングとして避けなければならないのは、食後1時間以内。食事の直後は、副交感神経が活性化され、血液が消化器官に集中するため、血圧が下がりやすくなっているからだ。食事をしたあとに入浴するのであれば、1時間半以上、開けるように心がけたい。

また、何かとアルコールを飲む機会が増えるこの時期は、特に飲酒時の入浴にも注意したい。アルコールには血管を拡張する作用があるため、血圧は下がった状態となる。もし飲みながら何かを食べていれば、血液が消化器官に集められるため、さらに血圧が下がる条件が整う。入浴の際に起こる血圧の急激な上昇・下降が最も危険であるというのは、前述の通りだ。

入浴時の事故は、いくつかの条件を守れば確実に防げるものである。そのために一番重要なのは、「温度差をなくす」ことである。

冬場は脱衣所に暖房機器を持ち込むなどして暖かくし、浴室も入る前に湯気を出したり、あるいはシャワーで温水を流した状態にしておくどで浴室全体を温めておくようにしたい。脱衣所、浴室とも床暖房を設置できれば、なおよいだろう。また、湯の温度は40度~41度程度にし、あまり高温にしない方がよい。

入浴する時間帯も、できれば夕方や夜でも早めの時間に済ませることをお薦めする。深夜など気温がぐんと下がる時間帯を避けた方がよいのはもちろん、万が一の時に気付いてくれる家族が起きているうちに、ということも重要なのだ。

(出典:NIKKEI BP)</font></span>