1日1回の「良い食事」で生活習慣病の危険因子(リスクファクター)が下がる
<span style="line-height: 150%"><font size="3">生活習慣病の予防は簡単だという一例です。
実はもっと簡単で著効がある方法もあります。
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◆大豆イソフラボン+DHA+野菜(抗酸化栄養素)
遺伝的に100%脳卒中を起こす実験動物「脳卒中ラット」を世界に先駆け開発したのが30年前。その「脳卒中ラット」に大豆と魚に含まれるDHAを餌に混ぜて食べさせると脳卒中を予防できることがわかりました。
ラットで実証された「食生活の脳卒中予防効果」がヒトでも当てはまるか、そう考えて20年前に世界各地の「長寿地域と短命地域」の食生活と生活習慣病の関係を調査するWHOの学術研究プロジェクトを開始しました。
調査は、20年間で世界25ヶ国60地域にわたりました。そのエッセンスともいうべきことは、長寿を約束するものは、大豆イソフラボンと魚に含まれるDHA、そして野菜や果物の抗酸化栄養素を毎日の食事で、しかも、塩分を少なくした味付けで摂ることでした。
そうした、食文化が根付いている地域では、高血圧、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病、がんなどの生活習慣病を持つ人の割合が少ないというデータが得られたのです。
短命地域では動物性脂肪分、塩分の過剰摂取と大豆食品、野菜果物、魚などの摂取不足(または食べる習慣がない)というのが共通した問題でした。
▼大豆イソフラボンと魚の油(DHA)でリスクを改善
短命地域の人に「脳卒中ラット」と同様に大豆イソフラボンとDHAを1日3食の食事に取り入れ、一定の期間食べていただきその結果を調べてみると、血圧値、コレステロール値などの生活習慣病のリスクファクターの改善がみられ、生活習慣病予防効果が実証されました。ラットと同じことがヒトでも成立していたのです。
▼1日1食の改善でも予防効果があるか?
生活習慣病が気になる年代のビジネスパーソンで実証試験
早朝から深夜まで都市で働く人たちの食生活は、忙しさのあまり多くの場合外食に頼りがちで食事内容に問題を抱える場合が多くみられます。また、運動不足、喫煙も手伝い、40歳代以上では、肥満度、血圧値、コレステロール値、塩分過剰摂取など生活習慣病のリスクファクターの指標が悪化していることが近年の厚生労働省の調査で明らかになっています。
そこで、20年にわたるWHOの学術調査と実証試験で得られたエッセンスをお弁当にアレンジ。理想的な栄養バランスの献立を1日1食だけ4週間食べていただき、体に起こった変化を調べてみました。
▼論より証拠。予防効果があった「一日一膳」
1日のうち1食だけ大豆イソフラボン、DHAを適量摂取して4週間後の血圧値、コレステロール値、動脈硬化指数などを調べてみた結果をみてみると、生活習慣病のリスクファクターは軽減。生活習慣病の予防効果が上がっていることがわかりました。
▼4週間で改善された生活習慣病リスクファクター
1.肥満度BMI
肥満度BMIは下降。BMIは肥満を判定する数値[体重(kg)÷身長2(m)]。
BMI25以上を肥満と判定。22が標準です。
2.血圧値
拡張期の血圧も下がりました。
3.動脈硬化指数
動脈硬化指数は、5以上が危険。3~5が要注意、3以下は良好です。
動脈硬化指数=(総コレステロール値-HDLコレステロール)÷HDLコレステロール
HDLは善玉コレステロール
4週間後、善玉コレステロールが増えて、要注意から良好に下がっています。
4.食塩摂取と脳卒中死亡率
食塩の1日の摂取量と脳卒中死亡率の世界中の統計を当てはめると死亡率が1/3程度、
減少すると予測されます。
今回、昼食のみを3.3グラム未満にしただけで、1日の摂取量が14から11グラムまで下がりました。
その分、脳卒中による死亡率が下がるのです。
食塩は1日6グラムにすると脳卒中の発症率はゼロに近づきます。
また、食塩を摂りすぎると胃がんの発症率が高くなることもわかっています。
5.大豆イソフラボンとがん死亡率
がんによる死亡率も下がっていました。
尿中イソフラボンを調べると前立腺がん、乳がんやあらゆるがんの死亡率が推定できます。
今回は、毎日の3食のうち昼食の1食だけで充分大豆イソフラボンが含まれていて、
あらゆるがんの死亡率が少なくなると期待されます。
▼「一日一膳」で健康で楽しい毎日を
大豆イソフラボンは毎日、納豆を1パック(50g)、豆腐では1/3丁(100g)、豆乳の場合で200ml、DHAは魚の切り身1切れ(100g程度)を食べると、これまでの研究で心筋梗塞死亡率を先進国中最も低いレベル(日本のレベル)まで下げられることが予測できます。
生活習慣病を予防する「一日一膳」を実践して健康な生活をキープしましょう。
(出典:NIKKEI NET)</font></span>