妊娠中に水銀が少ない魚をたくさん食べると子供が賢くなる、米国の研究
<span style="line-height: 150%"><font size="3">過去の日記にも書きましたが、<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200403230000/
">回遊魚の汚染は深刻</A>です。
人間が作り、使用してきた化学物質が最終的に海に流れ込み、魚貝類を汚染して、
食物連鎖の最頂点にいる人間に戻ってきています。
でも、賢い子供にするには水銀の少ない魚をたくさん食べる方がよいという研究結果です。
オメガ3脂肪酸は、脳の脂肪の約6割を占め、脳が最も必要としている脂肪で、
これがないと脳細胞は最善の機能が発揮できません。
胎児、乳児、小児期の成長途上の脳にはオメガ3系脂肪酸を充分に補給することが
特に重要といわれています。
母乳にはオメガ3系脂肪酸の1種、DHAが牛乳の30倍含まれていることでも、
オメガ3脂肪酸の重要性が理解できます。
かつては、オメガ3系脂肪酸:オメガ6系脂肪酸=1:1で進化してきましたが、
とうもろこしを栽培するようになってからオメガ6系脂肪酸が過剰になり、
現代ではオメガ3系脂肪酸:オメガ6系脂肪酸=1:10~20とオメガ6系脂肪酸が
著しく過剰になり、体内で炎症を起す、痴呆症、知的障害、前立腺肥大などの
原因といわれています。
厚生労働省が、<a href="http://www1.mhlw.go.jp/shingi/s9906/s0628-1_11.html
">第6次改定日本人の栄養所要量</a>で、
オメガ3系脂肪酸:オメガ6系脂肪酸=1:4を目安にするよう呼びかけています。
魚に含まれているオメガ3脂肪酸は、
関節や軟骨の健康、美肌、健康な心臓機能、健全な中性脂肪値の維持、
正常な心拍リズムの促進、血管保護、神経系や脳の機能促進、うつ、アレルギー、
炎症を抑えるなどの多才な効果・効能がわかってきています。
食物連鎖下位にいる甲殻類(小エビ、ロブスターなど)、貝、イワシ、ニシン、タラがおすすめで、
私は毎日1回は食べるように意識しています。
最も効率よく4g以上/日のオメガ3系脂肪酸を摂るには、サプリメントが一番役に立ちますが、
含有量が少なかったり、汚染されていたり、鮮度に問題があったりして、
<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200403230000/
">よいものを選ぶのはコツ</A>がいります。
さらによいオメガ3系脂肪酸は話題の抗酸化物質アスタキサンチンを豊富に含む
オキアミ油なので、私は取り寄せしています。
<a href="http://www.mhlw.go.jp/topics/2003/06/tp0613-1.html ">厚生労働省 水銀を含有する魚介類等の摂食に関する注意事項</a>
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魚介類には有機水銀が含まれている可能性がある一方、エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸といったn-3系多価不飽和脂肪酸などの有益な成分も含む。新たな研究の結果、妊娠中に魚の摂取量が多いほど、生後6カ月時の子どもの認知能力が高く、水銀摂取量が多ければ、逆に認知能力は下がることがわかった。米Harvard大学のEmily Oken氏らが、Environmental Health Perspectives誌2005年10月号に報告した。
妊娠中に食品を介して水銀を摂取した母親から生まれた子供の発育や認知能力は、そうでない子供に比べると劣るという報告があるが、それを否定するデータもあり、議論は続いている。米国では、妊婦の魚介類摂取は週に2回以下が推奨されており、毛髪水銀値は1.2ppm以下が望ましいとされている。
著者たちは、妊婦の魚介類摂取量と出産時の母親の毛髪水銀値、生後約半年の時点の産児の認知能力の関係を調べる前向きコホート研究を行った。135組の母子について完全なデータが得られた。
魚介類摂取については半定量的な調査を実施し、妊娠中期(15週-28週)の摂取量を推定した。中期としたのは、出産時の毛髪水銀量がこの時期の暴露を反映するため。妊婦は、妊娠中期に、平均週1.2回(0-5.5回)、魚介類を食べていた。毛髪水銀値の平均は0.55ppm。1.2ppmを超えていた妊婦は14人(10%)いた。週に1回多く魚を食べると、毛髪水銀値は0.17ppm上昇(95%信頼区間0.10から0.24)することが明らかになった。
乳児の認知能力は、視覚再認記憶(VRM)の新奇対象物選好率を調べることによって評価した。実施月齢は5.5-8.4カ月(平均6.5カ月)。まず、対象者に、ある乳児の同じ写真を2枚見せる。この訓練期間には、それらに慣れる(刺激への慣化、すなわち注視時間の短縮)まで同じ写真を何度も見せる。
検査段階では、慣化した写真と、別の乳児の写真を同時に見せて、それぞれを注視する時間を測定する。写真を見ていた時間の中で、新しい写真を注視していた時間の割合をパーセントで示した値が新奇対象物選好率となる。検査は2回行い平均値を求めた。
この検査は、乳児が刺激を記憶、再認し、新たな刺激の方に興味を持つ能力を反映する。VRM検査の結果は、小児期、思春期のIQを予測できるといわれている。集団の平均VRMスコアは59.8だった。
母親の年齢、学歴、産児の性別、出産時の妊娠週数、出生体重、母乳栄養期間などで調整後、線形回帰モデルを用いて分析した。その結果、魚の摂取量が多いと産児の認知能力も高いことが示された。さらに毛髪水銀値で調整した場合、魚介類を食べる回数が1回増えると、乳児のVRMスコアは4.0ポイント上昇(95%信頼区間1.3から6.7ポイント)した。
しかし、毛髪水銀値が1ppm増えるとVRMスコアは7.5(-13.7から-1.2)減少することも判明した。米国の推奨と照らし合わせて比較した場合、VRMスコアが最も高かったのは、1週間に2回より多く魚を摂取し、毛髪水銀値が1.2ppm以下の母親の子供だった。
妊娠中の魚介類の摂取量が多いと、産児の認知能力は高くなるが、水銀摂取量が増えれば逆に認知能力は下がる。したがって、妊娠期間中も継続して魚を食べるべきだが、水銀含有量の低いものを選ぶ必要がある。一般に、魚介類のn-3系脂肪酸の量と水銀含有量は相関する。著者たちは、水銀が少なくn-3系脂肪酸が多いと考えられるビンナガマグロの缶詰やイワシなどを勧めている。
(出典:MedWave)</font></span>