健康な子どもでも突然死 心臓震とう
厚生労働省は03年夏、救命できる自動体外式除細動器・AEDを一般の人にも
使えるように医師法の解釈を変更しましたが、AEDの設置は遅々として
進んでいないようです。
アメリカでは医療器具ではなく、スーパーで誰でも買えるのに。
少年野球では、すぐできる自家製心臓パットをつけたいですね。
私は機会があれば、AEDの講習を受けようと思っています。
<A href="http://www.nihonkohden.co.jp/aed/
">AED・自動体外式除細動器</A>
<A href="http://www.nihonkohden.co.jp/aed/aed.html
">AED一般向け詳細情報</A>
私の関連楽天日記
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200503270000/
">院内の除細動、看護師の7割が「正式許可なければAED使わない」</a>
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200408140000/
">自動体外式除細動器(AED)使用の一般開放関連の調査</a>
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200407150000/
">自動体外式除細動器(AED)導入に及び腰 駅やホテルなどは責任問題回避</a>
************************************************************
野球のボールやバットが胸に当たって子供が突然死する事故が相次いでいる。原因は「心臓震とう」。聞き慣れない病名だが、健康な子供でも一瞬にして命を奪われる危険性がある。
先月7日、高知県内の空き地で、ソフトボールをしていた小学1年の男児(6)の左胸に、上級生の男児が振った金属バットの先が当たった。小1男児はその場に倒れ救急車で病院に運ばれたが、死亡した。
死因は「心臓震とう」。心臓の真上に受けた衝撃が引き金となり、心室が不規則に細かく震える不整脈「心室細動」が起きている状態だ。全身に血液を送り出す心臓のポンプ機能が失われ、突然死につながる。
発育過程の子供は胸の骨などが柔らかいので衝撃が心臓に伝わりやすく、心臓震とうになりやすい。
戸田中央総合病院(埼玉県戸田市)救急部長の輿水(こしみず)健治さんが新聞記事などから集めた、心臓震とうと見られる12例のうち、野球のボールが当たったのが7例と最も多かった。
軽くキャッチボールしていた軟球によっても起きる。兄弟げんかや、格闘技の練習中に胸を突かれて起きた例もあった。
心臓への衝撃を避ける遊び方の工夫が、事故防止のポイントだ。輿水さんは事例の多い野球について、
▽周囲に人がいる所ではキャッチボールをしない、バットを振らない
▽「取り損なったら胸に当てて止めろ」という指導は小中学生には行わない
▽ユニホームの下に厚手の生地で胸あてをつける
などの注意点を挙げる。
運悪く心臓震とうを起こした場合は、すぐに119番通報して救急車を呼ぶことが重要だ。同時に、人工呼吸と心臓マッサージによる心肺蘇生(そせい)を始める。心室細動を起こしてから、1分ごとに10%ずつ救命率が下がり、10分経過すると助けることが難しくなる。
唯一の救命法は、電気ショックでいち早く心室細動を止めることだが、心肺蘇生を行えば処置開始までの時間を数分は延ばせる。このため、スポーツ指導者だけでなく、子供たちも心肺蘇生の訓練を受けておきたい。電気ショックを与える医療機器・自動体外式除細動器(AED)は昨年7月から、医師や救急救命士だけでなく一般人も使えるようになった。
ただし現状は、利用客が集中する空港や主要駅などへの設置にとどまっている。今後は、子供たちがスポーツをする野球場や学校の体育館など、設置場所を広げることが望まれる。
▼甲子園へ…砕かれた夢
「巨人軍の桑田真澄投手のようなコントロールを身につけて甲子園に出たい」。野球少年の夢は13歳で打ち砕かれた。
東京都の岩田賢雄(よしお)さん(48)の一人息子、紘来(ひろき)君。中学2年の始業式4日前の2000年春、地域の野球チームの練習中に硬球が胸に当たり、ばったりと倒れた。
すぐに救急車で近くの病院に運ばれたが、助からなかった。死因は「病死」とされた。賢雄さんは「強烈な打球が当たって亡くなった。病死じゃない」と憤慨した。
日本では当時、心臓震とうはあまり知られていなかった。原因を明らかにするため、その年の夏、保険会社などを相手取って損害賠償を求める訴訟を起こした。
しかし、愛息を失ったショックからうつ病になり、仕事を辞めた。裁判も続けられなくなり、納得できないまま、被告側と和解した。
その後、医学雑誌に翻訳された、心臓震とうに関する米国の論文を読み、「息子の死因はこれだ」と確信した。一般に理解を広げようと昨年1月、「心臓震盪(とう)から子供を救う会」を設立し、講演などを行う。「紘来の悲劇が繰り返されないように、体験を語るのが私の責務だと思う」と賢雄さんは話す。
(出典:読売新聞)