食の提言
<a href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/diary/200501300000/
">1月30日の日記</a>に書きましたが、
親しくさせていただいている杏林大学保健学部臨床内科の柳澤厚生教授は、
文部科学省から5億円の予算をもらって若者を中心として食の研究をされており、
提言書が刷り上ったと昨晩、関係者が集まってお聴きする機会があり、参加しました。
国がどう活かすか注目していきたいと思います。
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<B><FONT color=blue size=+1>◆食の提言(杏林大学学術フロンティア研究グループ)全文◆</FONT></B>
多くの日本人が誤った現代の食生活環境により心身を蝕まれています。特にビタミン・ミネラル不足、加工油やオメガ6系不飽和脂肪酸の過剰摂取、オメガ3系不飽和脂肪酸不足は現代人の「切れる」「不安」「いらつき」などを引き起こし、身体の正常な自律神経バランスを崩しています。国はこのような食生活環境から国民を守るために、直ちに政策行動を起こすように提言します。また、国民は自身やその家族の健康を守るために現代の食生活環境の危うさを理解し、健全な食行動を起こすように提言します。「国への政策の提言」と「市民への健全な食の提言」を挙げます。
<B><FONT color=blue size=+1>◆◆◆国への政策の提言◆◆◆</FONT></B>
<B>1.栄養価の高い野菜・穀物の流通の促進</B>
この20~30年の生産現場と流通の改革で、本来は高い栄養価を持つ野菜や穀物のビタミン・ミネラル含有量 が著しく低下し、国民の慢性的ビタミン・ミネラル不足を引き起こしています。学術フロンティアの調査研究は、このような慢性的ビタミン・ミネラルが生活習慣病のみならず、心理・自律神経障害を引き起こし、アレルギー疾患などの罹患率を高め、若者の健全な成育をも阻害していることを示しています。栄養価の高い野菜・穀物の流通を図ることこそが、国民の健康を取り戻す真の一歩として急務であると考えます。
<B>2.加工油脂の使用制限と<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/11007
">トランス型脂肪酸</A>含有量の表示</B>
学術フロンティアの調査研究から、動物性加工油脂の摂取は若者、特に女性の敵意性や不安を増長させ、自律神経バランスを崩していることが明らかになりました。これは社会問題化している「切れたり、ノイローゼになる若者の増加」に大きく関わっています。加工油脂、特にトランス型脂肪酸の心理面に対する安全性については確立されていません。
<B>3.自律神経バランスを整えるオメガ3系不飽和脂肪酸摂取の推奨</B>
国民はリノール酸を代表とするオメガ6系不飽和脂肪酸の過剰摂取を指摘されています。学術フロンティアの調査研究からオメガ6系不飽和脂肪酸の過剰摂取は副交感神経を抑制し、交感神経優位の自律神経バランスと なり、心理面にも敵意性や不安の増長を引き起こす傾向が明らかになりました。一方で、エイコサペンタエン酸を代表とするオメガ3系不飽和脂肪酸はこのバランスを調整しています。国はオメガ6系不飽和脂肪酸の過剰摂取を抑制し、オメガ3系不飽和脂肪酸の適正な摂取を国民に推奨すべきであると考えます。
<B>4.学校教育における食の教育と実践</B>
学術フロンティアの5年間の調査研究において、研究者らは子を持つ親世代が急激に変革する食生活環境に翻弄され、それが子供達の食への意識、強いては健康にも大きな影響を与えていることを痛切に感じました。私達は、国が小学校低学年から子供達に健全な食生活を学ばせ、体験させていくことが将来の国民の健康を守る最良の方法であると考えます。
<B><FONT color=blue size=+1>◆◆◆市民への健全な食の提言◆◆◆</FONT></B>
<B>1.主食は玄米や全粉パン</B>
主食はビタミン・ミネラルを多く含んでいる玄米を週に3回以上は摂りましょう。白米の時には発芽玄米、ムギ、アワ、ヒエ、豆を混ぜます。パンは漂白した白いパンではなく、茶色い全粉パンや胚芽パンを摂りましょう。玄米・全粉パンは噛むほどに味わいがでてきます。楽しんでください。
<B>2.副菜は旬の新鮮な有機野菜と魚</B>
旬の新鮮な有機野菜を毎日摂りましょう。おかずの半分以上を野菜や海草にします。残りは魚介類、大豆製品を摂ります。緑黄色野菜、淡色野菜、根菜類(繊維質)をバランスよく混ぜます。汚染度の低い海の旬の新鮮な魚を週4回以上摂りましょう。
<B>3.自然な油を食す</B>
調理にはオリーブ油、シソ油、ゴマ油を使います。加工された油、古い油、マーガリンは使いません。これらには酸化された油やトランス型脂肪酸という自然界には存在しない有害な油が混じっています。
<B>4.水はミネラルウォーターか、<A href="http://plaza.rakuten.co.jp/wellness21jp/4012
">十分浄水された安全な水</A>を飲む</B>
残留塩素や不純物の多い水道水は、できるだけそのまま飲んだり、調理に使わないようにしましょう。
<B>5.命をいただくことに感謝して心静かに食す</B>
食事は日々の大切な儀式です。家族や仲間とゆっくりと味わって身体に入れてください。味わうことで、身体は喜んで食べものを吸収します。私達の身体は、食べているものから創られていることを忘れないでください。これが食の提言の結論です。