■【特別企画】「もっと頻繁に連絡がほしい」って伝えるべき?べきじゃない? | 東京渋谷【夫婦のためのカウンセリングルーム】10年後も幸せな夫婦であるためのカップルカウンセリング&コーチング

東京渋谷【夫婦のためのカウンセリングルーム】10年後も幸せな夫婦であるためのカップルカウンセリング&コーチング

東京・渋谷で夫婦のためのカップルカウンセリングを行う【Life Design Labo】安東秀海のオフィシャルブログです。心理学とカウンセリング&コーチングのメソッドで、10年後も幸せな夫婦関係の「見つけかた」「作りかた」「育てかた」について発信しています。

こんばんは。

LifeDesignLaboの安東秀海です。


いよいよ来週に迫った、「男のホントの本音講座」。

その特別企画として、根本裕幸さんと共通のご質問・相談にそれぞれ回答しています。

第三弾となる今回のご質問はこちら。

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「もっと頻繁に連絡がほしい」などの本音は伝えるべきなのか?
べきだとしたら、どう伝えるべき?

また、望む答えが得られなかった時の心構えは??

(Kさん)


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ホントの気持ち、素直な気持ちを伝えるって、思った以上に難しいことです。

うまく伝わらなくて不完全燃焼な気持ちにイライラすることもあれば、

期待どおりの反応がなくてがっかりしたり。

今日は、そんな本音のコミュニケーションについて考えてみたいと思います。

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もっと頻繁に連絡が欲しい。

もし今あなたが、その言葉を呑み込んでちょっとだけ遠慮や我慢をしているとしたら?


本音を伝えるべきか?べきでないか?

もちろん伝えるべきです。


では、

どんな風に伝えると、


重い女って思われたり、

忙しいのになんだよ、
なんて内心舌打ちされないか。


恋愛心理学系のコラムやブログには、

素直な気持ちを伝えることの大切さや、効果的な伝え方がたくさん紹介されています。


例えば、

I メッセージというのもそのひとつ。


「あなた(You)」を主語にすると、

コントロール的になって抵抗を生みやすいので、

「わたし( I )」を主語にすれば伝わりやすい。

というコミュニケーションのテクニックですね。


「もっと頻繁に連絡をして欲しい」というのは、「あなた」を主語にしたYOUメッセージ。


これをI メッセージに変換するとどうなる?

「私」が主語なんだから、

「(私から)もっと頻繁に連絡をしてもいい?」でしょうか?


なるほど確かに。


こっちの方が、彼の抵抗は少なそう。


でも、


これって何だかモヤッとしませんか?


こっちが一方的に連絡したがってるみたいでヤナ感じ!だったり、

これじゃ重い!って感じますよね。


じゃあ、どう伝えればいいか?


その答えを見つけるためにはまず、


この問いかけをしなければなりません。



「もっと連絡して」って、


それ、ホントに伝えたいことだっけ?


私達が日常的に使ってるコミュニケーションというのは、実はとっても感覚的で複合的。


文字にすれば確かに「連絡が欲しい」っとなっていても、

会話になると、そこに色々な要素が含有されてより有機的なメッセージに変わります。


対話のやりとりをキャッチボールに喩えたりしますが、

ここでやりとりされているのは球体のボールではなくて、複数の側面を持ったサイコロみたいなもの。


で、

「もっと連絡が欲しいです」と書かれているのは、6面あるサイコロ一面であって、


他の面には別のメッセージが書かれている場合もある、ということなのです。


そして、


えてして本当に伝えたいこと、

というのは、

表に出ている言葉のむこう側にあったり、側面にくっついていたり、見えない面に隠れていたりします。


だとしたら、


「もっと連絡が欲しい」の裏側には、どんなメッセージが隠れているのでしょう?


あ、メッセージ、なんて言っていますが、
それは必ずしも言葉ではなく、


形にならない感情や、
気持ちかもしれません。


むしろ、


言葉にならない気持ちを隠すために、別の「言葉」が使われてることの方が多いかも。


で、


コミュニケーションの不一致や、誤解が生まれる時って、

言葉になって表に出ているメッセージとは別の「気持ち」や「感情」、「想い」が作用している場合がほとんどです。


例えばこんなケース。


妻 「最近忙しいの?(疲れてそう、身体が心配) 」


夫 「別に、そうでもないよ(ホントは疲れてるけど、心配かけたくない)」


妻 「うそ、すごく疲れてるみたいよ(何よ折角心配してるのにその態度は!)」


夫 「別に、大丈夫だって。(なんだよ、疲れて帰ってるのにその言い方は!)」


どうでしょう?


もともとは、お互いに相手を思いやったり心配したりしているのだけれど、

隠れた気持ちに反応して、ホントに伝えたいことからはズレてしまっています。



「連絡が欲しい」の裏側にもし、


「寂しい」


「不安」


「なんで言わなきゃわからないのよ!」


なんて気持ちやメッセージが隠れていたとしたら?


受け取る側から見ると、ちょっと重たい感じがする。


そこで、


良好なパートナーシップを育む上で気をつけておきたいのは、

コミュニケーションを多面的に捉えて、メッセージの裏側・側面・向こう側に隠れた「気持ち」にも配慮をしておくこと。


もし、

そこにネガティブな感情が隠れていたなら、

知らず識らずの内に相手にそれを伝えてしまう前に、セルフケアを施しておくことが大事。


連絡ないのは寂しいし、不安!

何で私からばっか!

言わなきゃ分からないなんてムカつく!


みたいな感情がもし隠れていたとしたら、
ちょっとそこに意識を向けてあげます。


ネガティブな感情というのは、基本誰かにわかってほしい、理解して欲しい、ケアして欲しがっていますが、

私達自身が見つめて、理解をし、受け容れてあげることで、随分癒やされたりもするものです。


そうして少し気持ちが軽くなってきたら、


もう一度、

ホントに伝えたかったことを考えてみます。


「連絡が欲しい」+

どんな気持ちを伝えたかったんでしょうね?



ちなみに、


どんなコミュニケーションであっても、
必ずしも思った通りの答えが返ってこないのは仕方のないことですね。


そんな場合でも、


メッセージの他面に隠れたネガティブな感情を予めケアしておくと、

もちろんがっかりはするのだけれど、

それでも充分持ちこたえられるくらいのダメージに収まったりします。


ネガティブと向き合うことで、ハートに体力がつくのかもしれませんね。



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ひとつのご質問にふたりで答えるこちらの企画。

根本さんの記事はこちら⇒★

タイトル「「もっと頻繁に連絡がほしい」などの本音は伝えるべきなのでしょうか?」



いよいよ来週開催です!

根本裕幸×安東秀海 「男のホントの本音講座」
~自立系女子が恋愛と結婚で知っておきたい大切ルール~

日時:2016年4月22日(金)19時~21時
会場:神楽坂・アイフィールド
料金:5,400円

お申し込みはこちらから⇒★