関節拘縮。
私は自然派治療室と並行して、在宅療養のリハビリ&マッサージもやっています。
介護職ではありませんが、介護の人々との繋がりの方が自然療法よりも深いかもしれません。
だから高齢の方や障がいのある方の扱いは、普通の治療院の方よりは慣れているかもしれません。
それで関節拘縮の話し。
在宅介護でも自宅介護でも、関節が硬くなって悩んでいる家族の方はいると思います。
拘縮しないようにと、家族の方がリハビリしているかもしれませんね。
でも、固まって動かない関節のリハビリは、慣れないと加減が難しいかもしれませんね。
無理すると痛みを与えたり、骨折の可能性もありますから。
でも、コツを覚えると痛みを与えることも、怪我させる事なくリハビリはできます。
私の場合は・・・
拘縮した関節を伸ばしていくと、最終的には関節が動かなくなります。
その動きが止まる部分を、3つの段階に分けます。
1、最初に抵抗を感じ始める段階
2、抵抗が強くなる段階
3、完全に止まってしまう段階
拘縮した関節を伸ばしていく時には、抵抗のかかり具合を注意深く見ながら行います。
どこで止めるか?
そりゃ2ですね。
3までやってしまうと痛みを与えてしまったり、事故の原因にもなります。
1だとあんまりリハビリにならない。
無意味ではないけど。
この加減は経験を積む中で覚えていくのですが、経験がなくても注意深くやれば大丈夫です。
もう一つ注意していれば。
もう一つの注意事項。
「常に表情を見ながらおこなう」
関節の動きに抵抗を感じつつ、もう一つ表情の変化を確認すれば完璧です。
表情の変化です。
認知症が酷く意思疎通が不可の場合でも、痛みという原始的な感覚はほぼ出ます。
もし無理に拘縮部位を動かし痛みを与えてしまった場合、言葉で「痛い」と言わなくても表情に変化が出るのでわかります。
眉間に皺がよったり、全身がキュッと硬くなったりします。
これは拘縮のリハビリ以外でも、どこか痛みにある場所を触ると、身体的変化として現れます。
このあたりの反応を注意深く確認しながらやっていけば、まず怪我をさせることは無いでしょう。
自然療法ではないけど、こういう情報もたまには出していこうと思います。
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愛知県江南市
在宅ケア のぞみ治療室
~ 江南市と近隣地域の訪問マッサージ ~
脳梗塞後遺症/パーキンソン病/退院後のリハビリ/関節拘縮防止/床ずれ防止/寝たきり防止/
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