ハンターカブの定期メンテナンス:Mission5(後編)
いよいよフロントフォークのオイルを排出します。
まずは、右側(ディスクブレーキ側)のフォークから始めます。
少しだけ弛めていたフォークボルトを取り外します。
Оリング(16.8×2.4)の損傷を確認します。
続いて、スプリングカラーを取り外します。
このカラーの下には、フロントクッションスプリングジョイントという
長ったらしい名前のワッシャ?がありました。
確認すると皿ばねワッシャみたいな形状をしています。
そして、フォークスプリングを取り出したあとに、
フォークオイルを排出すると・・・
やはり真っ黒けでした!
こちらは、左側のフォークオイル・・・
少し赤みが残っているようですが、それでも汚れていますね。
想定内とは言え、オイルの汚れ具合に驚きを隠せません。
古いオイルを出し切るために、
逆さまの状態で一昼夜放置しました。
翌日、フォーク内部や各部品をパーツクリーナーで洗浄します。
ちょっと硬めの15wを使います。
前回、『ハンターカブの定期メンテナンス:準備が整いました』のブログ・・・
メスシリンダー代用品でフォークオイルを計量します。
白テープのマーキング位置まで注入。
注入後は、フォークパイプを数回押し下げてエアー抜きをします。
念のために、1時間くらいフォークを立てた状態で放置しました。
そして、油面調整作業には、フォークを正立させることが必要です。
こんな段ボール箱を使いました。
油面調整する際は、フォークをフルボトムさせます。
続いて、油面調整ツール代用品の登場・・・
フォークトップ位置から140mmを確認して、
簡易ポンプをシュポシュポしますが、
吸引するオイルが少ないのです。
???
オイル量がピッタリだったのか不明なので、
オイルを10cm3くらい継ぎ足して、もう一度油面調整しました。
フォークオイルの油面調整が終わると、各部品を組み上げていきます。
フォークスプリングは、巻き数が細かい方を下側にします。
続いて、フロントクッションスプリングジョイント・・・
フォークパイプに入れる際にひっくり返ったりするので、
マグネットを使って挿入しました。
スプリングカラーを入れて・・・
フォークボルトのОリングに、フォークオイルを塗布して仮締めします。
左右のフォークをステアリングステム~トップブリッジに挿入します。
取外す前と同じ位置まで挿入するのですが、
トップブリッジ面が鋳物なので少しばかり適当・・・
続いて、ソケットボルトの締付。
トップブリッジ~ステアリングステムのソケットボルト締結(29Nm)。
左右のフロントフォークのソケットボルト締結完了。
次に、フォークボルトの締結(22Nm)。
フロントフォークブーツを正規位置に取り付けて、
ボトムケースの向きを合わせてフロントフェンダーを取付。
続いて、ネジロックの登場。
使用箇所は、ABSセンサーの締付ボルト。
先端から1~4ピッチにネジロックを塗布。
ABSセンサーは、ボトムケースの溝にきっちり合わせないと、
締結時に共回りします。
続いて、キャリパーブラケットの専用ボルト・・・
再使用は不可らしいですが、ネジロック塗布して再使用します。
先端から1~6ピッチにネジロックを塗布。
専用ボルトを締結(30Nm)。
今回は、自己責任のもとで再使用不可のボルトを使いました。
弛み確認のため、白ペイントマーカーにてチェックします。
こいつにも、白ペイントマーカー塗布。
そして、ABSセンサーカバーの裏側を見てビックリ・・・
センサーコードを這わす爪があるので、きちっとコードを留めます。
ちょっと見づらいかな?
ABSセンサーカバーのスクリューを締結し、白ペイントマーカー塗布。
最後に、フロントホイールを組付け。
まずは、両側にあるサイドカラーを取り出して清掃します。
続いて、ダストシールのリップ面にグリスをたっぷりと・・・
アクスルナットを締結(59Nm)。
白ペイントマーカーを塗布。
念のため、アクスルシャフト頭部にも白ペイントマーカー塗布。
これにて、定期メンテナンス:Mission5を完了します。
近所周りを試走して、サスペンションとフロントブレーキを確認。
問題無いので、今年初のツーリングに出掛けようかな!
さて、5年目となる相棒の定期メンテナンスを実施するにあたり、
『手引書』なるものを準備しました。
締付トルク一覧表の作成から始まり・・・
主要なパーツカタログを印刷して・・・
ネットより、各部位のメンテナンスに関する情報を印刷しました。
延べ115ページにも及ぶ『手引書』となりました。
また、次の定期メンテナンスで活躍して貰いましょう。
これにて、5年目の定期メンテナンスを『了』とします。
ほいじゃ!





