1年経ち、ムスコはこの春、中学2年生になります。
学校には何事もなかったかのように行くことができています。
たまに思い出したように
「行きたくねー」
と、言うことがありますが、以前のような悲愴な表情ではありません。
時折、仕事で不登校の子どもと話すことがあるのですが、あの時のムスコの様子によく似た表情を浮かべる子どもがいるたび、胸が締め付けられそうな気持になります。
どうすればいいかなんて、子ども自身には分からないこともあるのです。
「学校なんて行かなくていいんだよ」
って、大人は言いますが
「行きたいと思っているに行けない」子どもには酷な言葉だろうなと思います。
子どもの気持ちも様々で、魔法のように子どもの心を救う言葉なんぞはないものだと思います。
そうとは理解しつつ、それぞれの気持ちに寄り添う言葉を探してはいますが、盛大に空振りする日々です。
ワタシがほんの少しだけ、不登校について分かったことは、我が息子の心情の一部のみであって、他の子どものことはサッパリ分からないです。
ただ、ほんの少しだけでも、ムスコや学校に行きにくい子どもの笑顔を引き出せたらと思いながら、言葉を選ぶ日々です。