今までは、ムスコに指示的だったワタシが、ムスコの意志を確認するようになったせいか、この頃、ムスコが優しい。

 

不登校が始まったころは「お母さんは僕の話を聞かない。やりたいことがあっても、努力しないとできないと言う。努力したって認めてくれない。だからもう、お母さんの言うことは聞かない!」と、言って、事あるごとに、ワタシを睨みつけていました。

そして、恨みつらみばかり言うムスコの話を黙って聞いていました。

 

そのたび、ショックで後で泣き崩れていましたが、今思うと

 

「そりゃ、今までのワタシが悪いわびっくり」と、思います。

 

母は自覚がなくても、子どもはそう思っていたんだから、仕方ない。謝るしかない。

 

そんな日々を重ねていた途中で、メソメソ泣いたって、親子関係は何一つ改善しないことに気がついたので

「そう、ゴメンね。じゃ、お母さんは何もしないし、何も言わないから。」

と、言って、本当に何も言わずに、とことん様子見だけをすることにしました。

 

そうしていたら、ムスコ、気がつきました。

「あれ?自由って、実は不自由。何も言われないけれど、言わないと自分で何もかもしなければならない」

 

それから、ムスコの言動に、ちょっと変化が見えてきました。