このページでは、ブルガダ症候群に向き合う時には避けては通れない医学用語について、私がこの病気を誰かに伝えなくてはならない時に、どういう風に説明すれば理解してもらえるかとの思いで、今まで知り得た情報をもとに私なりの解釈を記してみたいと思っています。
 
 
***ここでお願い***
 
今更ではありますが、
今までのブログで、私の出来事をお伝えするにはどうしても必要な医学用語や症状などについて、調べたり質問したりした結果を自分の言葉として記してまいりました。よって今までのページで記した解釈や説明も含め、このページにての表現はすべて、私のいわゆる「私見」となります。
正確な情報は主治医の先生や文献・ガイドライン等よりご取得ください。
また今後の記載につきましても同様にお願いいたします。
 
**********
 
 
 
ということで私がこのブルガダ症候群にて
一番不思議に思っていたこと
 
それは・・・・・
 
 
 
 
 
 

『心室細動による心停止』

 
 
 
まず心室細動とは何ですか?
というのが、私の一番の知りたいとこでした。
 
質問したところ、「心臓がブルブル痙攣してポンプの役目を果たさなくなること」。

わかりましたOK

でもはてなマークブルブル痙攣しているんだったらそれは痙攣しながらも心臓は動いているんじゃないのと考えてしまった。

 

調べたところ 「心室細動による心停止」 とは、心臓が血液を全身に送り出すポンプの役目をはたしていないのであれば、それは心臓が用をなしていないんだから実質的にすでに停止しているものとみなされると言う意味とのこと。

 

それでもブルブルしているならブルブルしながらブルブル血液送ってるんじゃないのって、ひねくれて考えてしまった。

 
この半年で到達した私の解釈は・・・
 
 
*
正常な心臓の拍動
水(血液)がいっぱいに入ったペットボトルを勢いよく手でグシャッて握りつぶすと中の水(血液)は勢いよく飲み口から吹き出す。
 
*
 心室細動 
ペットボトルを左右上下に小刻みにブルブル振ると、水(血液)は口からちゃぽちゃぽ多少は出るが、ほぼペットボトルの中に留まったまま外に出ない。
 
 
ちなみに 『心停止』 とは心臓が完全に止まった状態だけのことを言うのではなく、動いてはいるがその役目を果たしてない状態も含めた次の4つの状態を指すそうです。
 
心臓が痙攣をおこしてしまった状態の
心室頻拍(VF)①と
心室細動(VT)②

電気刺激は発してるけど心筋がそれに反応しない
無脈性電気活動(PEA)③

電気刺激も心筋の活動もしていない
心静止④
 
いずれの場合も心臓マッサージ(心肺蘇生法)を施すことが基本みたいですが、①と②は除細動をかけることでなんとか元に戻る可能性があるそうで、ブルガダ症候群はこの状態だそうです。
 
以上!
 
 
 
 
 
次! *****************
 

『不整脈とは』

 
文字通り 「整ってない脈拍」 のこと。 
 
ではどんな風に整っていないのか?
 
最初はリズムが一定じゃないものだけを不整脈と言うのかと思っていたのだが、それだけではないみたい。
早すぎても遅すぎてもそれは不整脈。 
じゃあどのくらいが早すぎず遅すぎずなのか?
50から100の間位のよう。 
遅すぎるのを「徐脈性不整脈」 
早すぎるのを「頻脈性不整脈」
と言うらしい。
 
 ブルガダ症候群で起きる 「心室細動(VF)」 は頻脈性不整脈のラスボスグラサン 脈拍が250とか300とかになってしまってリズムもばらばら。リズムが一定なのを 「心室頻拍(VT)」 と言うらしいが、どちらにしても脈拍一秒間に4~5回。もうブルブルですね。 
ちなみに“ブルブル”するから
 「ブル型(ブルガダ)」 ・・・ではないョ。
・・・わかってるヮィおいで
 
以上!
 
 
 
 
 
 
 
次! *****************

 

『心電図12本のナミナミ』

 

心電図を見た時いつもいっぱいナミナミがあるのでそれって何と思っていた。心電図と普通言われるのは 「12誘導心電図」 のことらしい。見る方法が12方向あるからナミナミも12本。

 

『12誘導心電図』

 

左のナミナミ6本   /   右のナミナミ6本
 
 
 
のナミナミ6本』
 
右のナミナミ6本は心臓を囲むようにつけた端子のそれぞれの位置での心筋の電気活動を示したもの。
 
ブルガダ症候群で特徴の波形が出るのは、V1・V2 と言われる右上のナミナミ2本、つまり心臓の右の上の方に付けた端子が捉える心臓の電位。
 
ちなみにV3・V4 は心臓のちょっと下あたりに付けた端子で心臓の前から下あたりをみているもの。V5・V6 は左わき腹あたりについている端子で心臓の左側あたりを見ているもの。
 
 
のナミナミ6本』
心電図左のⅠ・Ⅱ・Ⅲ と aVL・aVF・aVR と言う6本のナミナミは腕や足の端子も含めていっぱいついてる端子の間を、左から右に見たり、下から右を見たり左を見たり、それの混じった方向をみたりして捉えられる電気の信号を示しているそうな。詳しくは私は解からない。
 
12本もの方向性で心臓を見れば悪いとこがどっか引っかかるでしょうってな感じでしょうか。
 
以上!
 
 
 
 
 
次! *****************
 

『心臓のドックン!』

 

もしかしてこれが一番最初に来なければならないかも。
 
心臓も筋肉の塊。
筋肉は電気の刺激で動いているそうな。
その電気はどうして出来るのかはてなマーク
細胞の中のNa(ナトリウムイオン)とかK(カリウムイオン)などが細胞を行き来する時電気が発生するそうだけど、それでどうして発生するのかは私はわからないもやもや
(細胞の壁に関所があって通るたびに電気という通行料をとっているのかな?)。
 
その電気で筋肉が動くんだけど、心臓の筋肉の場合は特に「洞結節」という所の電気が出発点になっているそうな。心房、心室へと電気が伝わると心臓がドクンとなる。そのドクンの最中のそれぞれの場所の電気活動を示したものが心電図の波形だそうな。
 
ブルガダ症候群はこの電気の流れに遅れが生じ、その遅れた電気の矢が別の電気の流れに障害を与えてしまって、心臓の筋肉がどっちの電気信号を信じてよいのかわからなくなって
 
「あ”~~~~もういやだ おばけドクロ」 
 
って駄々こねてブルブル震え出してしまうらしい。
 
ゴルフで前の組が遅いと次の組の人がイライラブルブルしてしまうような感じか。???ちょっと違うか・・・
 
以上!
 
 
 
 
 
 
次! *****************
 

『失神とは』

 
これは前のブログでも記しましたが
もう一度簡単に。
 
失神は何らかの理由で脳に血液が行かなくて
脳が 「そんじゃ仕事しね~ぞプンプン」 
と言ってしまうこと。
 
原因は
 
①脳の血管がつまっちゃって
②心臓が脳に血液を送らなくて
③神経が仕事したくね~と言って
 
 
ここでは ② についてのお話。
心臓が仕事してない状態は2パターン 
① 脈が遅くなって
② 異常に脈が速くなって
 
「ブルガダ症候群」は②。早くなり過ぎた脈拍のせいで心臓が血液を送り出すポンプの役目を果たさなくなることが原因。
 
ちなみに①は
「洞不全症候群」と「完全房室ブロック」。

ちなみに①はペースメーカーで対処

②はICDで対処

 
以上!
 
 
 
 
 
 
次! ****************
 

『 PMとICDの違い 』

 
ペースメーカー(PM)は世の中のほとんどの人が知っているが、ICDは名前すら知らない人がほとんど。私もそうだった。
 
ペースメーカー(PM)は、
のんびりグダグダしている 『脈拍旦那』 を
「おい旦那、おねげーだから仕事してやパンチ!
とはっぱをかけるもの。
 
ICDは、
何故だかやたら慌ててる『脈拍若造』に
「おい若いの、ちっとは落ち着けやおいで
とたしなめるもの。
 
 
ちなみに車の運転について
 
PMは失神等の既往が無ければ
基本的に車の運転OKグッ
 
ICDは有無を言わさず車の運転NGブー
 
で、お奉行所で申し開きの「お白洲」が開かれて、お代官様がどのくらいの期間運転できないかを決める。その際「赤ひげ先生」が書いてくれる「たのも~の文」を参考にする。
 
お代官様
「沙汰を申しつける、
 半年したら出直して来な・・・」
 
町人
「へいへい。。。」
 
お代官様
「これにて一件落着~!」
 
 
ちなみに
お奉行所 = 免許センター
お白洲 = 聴聞会
お代官様 = 公安委員会
赤ひげ先生 = 主治医
たのも~の文 = 診断書
 
 
 
以上!
 
 
 
 
 
 
 
等々 この半年で私が知り得た情報です。
間違いや不足があるかもしれませんので
ご参考まで。