しばらくして先生が
「体大丈夫ですか？」と
「なんともありません。」
すでにカテーテルが入っている
みたいだけどまったく何も感じない。
たまに ゾワゾワ する感じがあるが
気になることはなにもない。
というより
？？？今何かしてるのかな？？？
むしろ頭の上のあの「ピコーンピコーン」が
うるさく感じるぐらい何もない。
二人の先生がなにやら言っているのは
聞こえるが何をいってるのかわからない。
３０分かそこら？してから
先生がスタッフに何かを用意してと言っている
スタッフが薄いプラスチックの袋みたいなのを
破ったりガサゴソする音
そしてしばらくすると
頭の上のあの
「ピコーンピコーン」の音の間に
「ピッピッ」とか言う音が
混じりだしたのに気づい・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
人の声？
誰かがなんか叫んでる？
なんか周りでばたばた。
～ 何？ ～
～ おれ・・・・何？ ～
～ ここ？？？ ～
～ あれ？ ～
やたらまぶしい。
白っぽいの・・・・・・・・天井？
右や左に丸いものがふわふわ・・人？
誰かが？
なんか？
叫んでる？
何ここ？
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
口から鼻の周りには
透明な柔らかいプラスチックようなもの。
顔の左で
黒い風船みたいなの
看護師さんがぎゅうぎゅうって
わけが解からず
思わず跳ね起きようとして
何人かに押さえられている
『 何？？？？ッ！ 』
思わず叫んでしまった。
「〇〇さん！！！」
「分かりますか？今検査室ですよ！」
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
ようやく状況を理解しました。
そうだ検査を受けてたんだ。
あれ？おれ眠っちゃってた。
「〇〇さん！わかりますか？」
右側から男の人が
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・ン
あ、、、、、、
先生だ。
「あッ はい 先生。」
先生が、
「今心室細動が起きたので、
電気ショックでもとに戻しました。」と
えッ！
私 「なったんですか？」
先生 「はい」
・・・・・・
私 「いえ、、、なッ何も・・・・・私？？？」
先生 「問診での時の状況と似ていませんか？」
私 「・・・・・・・」
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
そういえば一瞬にして場面が変わってる。
それが同じ感じ・・・・・・
でも何んもなかった、私には。
え”～～～～～ッ
なっちゃったの？
ホントかよ？
ちょっとして
今もう一度誘発いたしますが
今度は鎮静剤を少し投与してま・・・・・・・
と先生が言い終わるか終わらないかの時に
突然、
体に
！！！ガゴンッ！！！
「グオ～あッッッッッッッ」
と叫ぶ私
見ている景色が逆さまになっている。
のけぞって頭の上の
いっぱいの看護師さん
壁と天井の境あたりを
逆さまに見ている。
「ウ～～～～ッ！」
「ウ～～～～」
「フ～～」
また名前呼んでる。
でもなんとなく
霞がかかっていたような感じが
晴天になった時みたいに
すっきりしてくる。
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
「〇〇さん 終わりました。」
ん～～～～～～
終わりましたというよりも
勘弁して＞＞＞＞＞
私がちょっと落ち着いたあたりで
先生
「〇〇さん、現在７時４５分
時計わかりますか、検査終了です。」
（眼鏡ないのでわからない）
「誘発確認しました。」
「と言いますか、
刺激部位変えたとたんに
血圧が一瞬でなくなって、
・・・・・・・
起きてしまったので
電気ショックで
処置をしましたが、
それが最初のです。」
「二回目のは、と言いますか
あなたにとっては一回目？かな」
「簡単に誘発です。当然ですが」
私
「わかりましたっふーッ。
ふーーーッ
もうやりませんよね。」
先生
「終わりです。」
私
「ふーーーーッ」
先生が鼠径部の傷口を
しばらく指で圧迫していましたが
そこに圧迫用のバンドをまいて
病棟の看護師さんらしき方が
移動用のベッド持ってきてくれて
そこに移って検査室の出入り口へ
？？？？？？？
？？？？？？？
（何なン？ この人の多さは？）
出入口へ行く通路沿いに
バタバタしてる看護師さん３～４人
パソコンの前に
技師さんみたいな格好の人2人
それと白い服着た人が
右に４人、左に5人ぐらい
並んでお見送りみたいな・・・・
その奥にもなんとなく人影
検査台周りにいた人と合わせると
１５人以上はこの部屋にいたみたい。
なんで？？？？
後で知ったのですが
医大の学生さんと看護師さんの卵さん
研修に来ていたとのこと。
なんてッ！！！！
私が呻いていたの
若い衆が
みんな
見てたン？？？？
はずかし～～～～い
じゃん。。。。。
そういえば
そういうのもあるよという紙に
はいよって〇してた記憶が
・・・・・・・・
なんか微妙。
でも私みたいなオヤジが
若いもんの役に立てるのって
こんなことぐらいしか無いか・・・・・
タマゴさんとタマゴ君
頑張ってや～～～～～！
気張ってや～～～～～！