ナイロビのランチで手食文化を体験:ナイロビ | それでも旅に行きますか?

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旅行での失敗談、体験談そして、感じたことを綴ってます。海外でも、日本でも「暮らすように旅をしたい」と願ってます。その土地の人とのふれあい、感じた思いを共有できたらなっと思っています。

ナイロビの渋滞は侮れ時。ほぼ動かない。バンコクよりひどいかも。車の中では、宿のオーナーがハンカチを口と鼻に当てていた。車の窓を開けているから、排気ガスで咳が出る。

 

私もマスクは用意していた。でも、なるべく、奇妙な観光客にならないよう過ごしていた。私は、宿の女性オーナーの様子を見て、「マスクしても問題ないのか?」っと聞くと、彼女は「ここ、ナイロビでは、マスクは、医者しかしない。もしあなたが、マスクを着用すれば医者か、もしくは病人と思われる。でも、今は私と運転手がいるからマスクしても大丈夫だよ」っと言った。

 

予防でマスクをするのは日本人のみと聞いたことがある。このことを考えると、コロナでマスクをするのが効果的でないとする世界的な風潮はわかる。ただ、私は、手洗い、うがいは効果があると思う。この習慣は、日本人の文化。ほかの国で、外出から帰って、手洗い、うがいをするのを見たことがない。手洗い、うがいは衛生の第一歩。そして、日本が誇る習慣の一つだ。

 

さて、ナイロビ都市部の渋滞に巻き込まれながらも、二つの問屋街を訪ねた。もちろん、時間は大幅に遅れている。午前中にコーヒー農場に行く予定だったが、全く無理。農場に行く前にランチとなった。その時、13時。しかし、女性オーナーは、かなり前に、一本の電話で、コーヒーの農場に遅れる旨、伝えていた。でも、たとえ時間に寛容なナイロビといえど、時間はあまりルーズでない方がいいと、この後わかるのだ。

 

ランチは、ローカルのお店で取ることになった。

運転手が一緒だから大丈夫っていうことでね。ホテルなのか??よくわからないけど、ついて行くしかない私。

 

入り口では、ヤギだか羊だかの肉を焼いていた。

運転手とオーナーは、3人分といって、この肉を1kg頼んだ。どれだけ食べるんだ、この二人。

 

お店の中はこんな感じ・・・。

そして、入り口で肉を焼いていたシェフなのかな?彼が、ボウルとお湯の入った水差しを持ってきた。手を洗ってくれるのだ。

これには、びっくり。アフリカが手食文化というのは、知っていが、シェフがお客さんのために、手洗いのこのサービスをしてくれるのだ。手を洗う習慣がここではあるじゃん!!って手食文化の国は、食事の前は手を洗うだろう。しかし、このサービスがいい。もちろん、私もやってもらった。そのあと、ウェットティッシュでも拭いたけど・・・・。

 

そして、お肉登場。

シェフがテーブルでさばいてくれる。

さばいた後のお肉。この写真で、お二人とも、手で食べているのがわかる。上手にウガリとお肉を一緒に掴んでいた。しかし、私は、フォークを使った。手では、どうも食べた気がしない。

 

ただ、手の方が早い。二人はどんどん食べていくのだが、私はなかなか追いつかない。ここでも、弱肉強食、生存競争に生き残るための術を教わったような気がした。

 

その他、テーブルの上には、アフリカの主食、ウガリ。次がトマトサラダ、一番奥が、フライドポテト。

一番手前の白いかたまりが、ウガリ。特にこれといった味がつている訳ではない。でも運転手は、このウガリだ大好きといっていた。日本人のお米と同じ感覚なのだろう。そして、これは結構腹持ちがいいので、食べ過ぎに注意が必要だ。

 

真ん中にあるのは、トマトサラダ。これはとっても辛い。酸味も効いている。私は辛いのと酸味があるのが好きなので、私のためにあるサラダだ。ウガリと混ぜるとなかなかいける。食事が進んだ。

 

オーナーは、ポテトフライも頼んでいた。このポテトフライが今、ナイロビの若い女性の間で流行っているとのこと。ただ、このポテトフライの食べ過ぎで、若者の肥満が問題となっていると、オーナーが話をしてくれた。油物はどうしても、カロリー高いしねぇ。

 

これで、合計1350ケニアシリング 。

一人450ケニアシリング の計算だ。安い・・・。お肉が800ケニアシリング 、ポテトフライが150。ここまではわかるが、あとは読めない。コーラはそれほど高くないと思うんだけどね。

 

皆でお腹いっぱい。大満足のランチだった。

 

では。