終戦記念日ですね。
そして、お盆でした。


戦争にまつわる本やテレビに
触れることが多いこのごろ。

そして
コロナ禍で不安な日々が続く毎日。


ふと思い出した詩があります。


ずいぶん前にも記事にしましたが
改めてウインク



この本
表題の詩はもちろん
訳者の方のあとがき?
が、とにかく胸を打ちます。

亡きお姉さまを思い出すのは
特別な1日ではなくて
何気ない
ありふれたと思っていた日々。


思い出のなかの『特別な1日』は
『いつもと同じ1日』
なのかもしれません。


残りわずかな夏休みですが
もし、まだ読む本が決まらなかったら
ぜひ手にとって欲しい一冊です。
(夏休み以外にも、ぜひ!)


詩は、全文掲載されていました。
下に貼っておきまーす。


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「最後だとわかっていたなら」

作・ノーマ コーネット マレック

訳・佐川 睦


あなたが眠りにつくのを見るのが

最後だとわかっていたら

わたしは もっとちゃんとカバーをかけて

神様にその魂を守ってくださるように

祈っただろう


あなたがドアを出て行くのを見るのが

最後だとわかっていたら

わたしは あなたを抱きしめて キスをして

そしてまたもう一度呼び寄せて

抱きしめただろう


あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが

最後だとわかっていたら

わたしは その一部始終をビデオにとって

毎日繰り返し見ただろう


あなたは言わなくても

分かってくれていたかもしれないけれど

最後だとわかっていたら

一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」と

わたしは 伝えただろう


たしかにいつも明日はやってくる

でももしそれがわたしの勘違いで

今日で全てが終わるのだとしたら、

わたしは 今日

どんなにあなたを愛しているか 伝えたい


そして わたしたちは 忘れないようにしたい


若い人にも 年老いた人にも

明日は誰にも約束されていないのだということを

愛する人を抱きしめられるのは

今日が最後になるかもしれないことを


明日が来るのを待っているなら

今日でもいいはず

もし明日が来ないとしたら

あなたは今日を後悔するだろうから


微笑みや 抱擁や キスをするための

ほんのちょっとの時間を

どうして惜しんだのかと

忙しさを理由に

その人の最後の願いとなってしまったことを

どうして してあげられなかったのかと


だから 今日

あなたの大切な人たちを

しっかりと抱きしめよう

そして その人を愛していること

いつでも

いつまでも 大切な存在だということを

そっと伝えよう


「ごめんね」や「許してね」や

「ありがとう」や「気にしないで」を

伝える時を持とう そうすれば

もし明日が来ないとしても

あなたは今日を後悔しないだろうから



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