2014年10月2日に投稿した記事です

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今日は
アロマ×フラワーエッセンス×心理学の講座dayでした。

この講座は、私がここ10年ほどの間に学んできたこと、すべてのエッセンスをまとめたものなので、気合い十分上げ上げやる気満々上げ上げでのぞませていただきましたかお

講座レポは、落ち着いてアップさせていただくとして。。。




今朝、テレビを観ていたら、御嶽山噴火のニュースをやっていました。
災害に遭われた方、そのご家族の方のお気持ちを思うと、言葉がありません。
救助が難航しているようですが、一日も早く日々を取り戻されますよう、祈るばかりです。

今回の噴火でお嬢様を亡くされたお父様が、

「父親として、娘に何もしてやれなった」

と、声を震わせて言葉を寄せられていたこと。。。
胸がいっぱいになりました。


突然の出来事で、最愛のご家族を亡くされた悲しみは、はかり知れません。
ただただ、御霊のご冥福をお祈り申し上げます。



亡くなった方に対して、

「もっと、優しくすればよかった」

「もっと、大切にすればよかった」

「もっと、愛を伝えればよかった」

そんな感情を抱くこと、あると思います。



以前もちらっと書きましたが、私の両親は、私の父の両親(おじいちゃん・おばあちゃんですね(^-^))と同居していました。
母にしてみたら、夫の両親、義父母です。


同居は私が18歳のときからなので、母にしてみたら30年近く、のんびり4人家族で過ごしていたのに、祖母の病気をきっかけに、突然の同居。
しかも、祖父は認知症を発症してる。。。


振り返れば、大変だったと思います。


はじめは、
6人分のご飯を作るのも、勝手がちがうし、
和食を好む祖母のリクエストもあったり、
それぞれ生活の時間が違うから、ずっとキッチンに立ちっぱなしだったり、
生活が落ち着くまで、家族全体がなんだか不協和音の毎日でした。


祖父母にしてみても、ずっと自由に二人で生活してきたので、言いたいこと、感じたこと、たくさんあったと思います。


認知症が進む祖父に、娘の私から見ても、母は嫁としてとてもがんばったと思います。


トイレが上手に済ませられるようサポートしたり、
失敗してしまったときは、もちろん片付けから洗濯まで行います。


年の割に背の高かった祖父、お風呂の介助も大仕事。
ヘルパーさんの助けを借りながら、ほとんど自宅で介護する祖母と母。。


私も働いていたので、たいした手伝いもせず、しかもなんとなくそれでいいような・・・
見て見ぬ振りをしていた自分がいました。
今思うと、恥ずかしい限りです(>_<)


祖父は、膵臓がんを患い病院でなくなりました。
認知症になると、本来持っていた性格が強く出ると聞きますが、
祖父は最期まで穏やかで、優しくて、いつもニコニコしていて、
我が家は介護で何かと大変だったけど、祖父の存在に癒され、助けられたように思います。



母は、祖父を見送ってから何年も経っても、こころに小さな後悔があると言うのです。


「もっと、おじいちゃんに優しくしてあげればよかった」

「もっと、おじいちゃんのペースに合わせて、待ってあげられなかったのか・・・」

「トイレの失敗や、食事のときにこぼしてしまうおじいちゃんのいすの下に、ビニールのマットを敷いたけれど、あれはおじいちゃんのプライドを傷つけたんじゃないかしら・・」


挙げたらキリがありません。


そして、そんな風に後悔している母を見て、切なくなりました。


あんなに一生懸命お世話をして、
それでもなお、まだ「もっと◯◯してあげてたら・・・」と思いを馳せる。



おじいちゃんだったら?


そんな風に思ってないよ。


きっと


「ありがとう」


って言うんじゃないかな。。。


私はそう、母に伝えました。それが私が言える、精一杯でした。




そばでお世話ができて、見送ることができた家族でさえ、こんな風に

「もっと、もっと、何かできたんじゃないか・・・」

と振り返ってしまうことがあります。


突然、家族や親しい人を亡くしたなら、なおのこと。


別れはどんな形でも、辛く切ない。
魂は風になってそばにいると思っても。


出会えたからこその、別れの辛さ。
見送れたからこその、残された人の胸の痛み。


悲しいけれど、きっとそこにはたくさんのありがとうが、あるのかもしれない。。



そんなことを思いながら、久しぶりに本棚から引っ張りだしてきました。

大好きな本です。

{B24F635C-14D3-45A1-855B-8D90B76F7DCD:01}

「最後だとわかっていたなら」
ノーマ  コーネット  マレック   作
佐川 睦  訳



詩もすばらしいのですが、「おわりに」と訳者の佐川睦さんの文章が、忘れられません。



秋の夜、またページをめくろうかな。
涙なくして読めないけどT^T
今度は、家族にも勧めてみようと思います。
そして、大切な日々を過ごしていることを、再認したいなぁ。。



追記


こちらで「最後だとわかっていたなら」の訳が読めるようです(*^^*)