岳沢からの下山時の話


岳沢小屋から下は整備行き届くまさにハイスピード下山道である。

疲労たまる脚でいかにここでスピードを落とさず頑張れるかで勝敗が決まる方も多いはずw

※最終の早い上高地の復路バスタイムリミットに間に合うかどうか。最悪乗り遅れてもタクシーはあるが割高。予約したバスなら絶対乗り遅れたくない!という意味です。


下山があまり得意ではない私も特に急いではいなかったのだがノタノタ歩く意味も無かったので前行く人をパスしまくりで降りていたわけだが、高速で走れるダウンヒルがめちゃ楽しいらしいトレランの方はスピードが速いので背後に気配を感じたら早々に譲るようにしている。


そんな中、たまたま後ろを振り返ったとき背後に突然3名の大男が迫ってることに気がついた。

気配はもちろん物音すら聞こえなかったのだが物凄く速いのでサッとよけ「先どうぞ」と道を譲ったのだが3人とも無言。

3人ともサングラスをかけその雰囲気はまるで無感情のターミネーターである。


そして私の横を通り抜けるスピードがあるわりになんだかスキー、スノボーをしてる?エスカレーターで運ばれてる?かのようにス~ッと流れるようなイメージで。



このスピードについて行けたら早く降りられるかな??と挑戦してみたくなりすぐさま後ろを追ったのだけど速い速い💦もう私必死なほどに走ってますけど💦って感じなんだけど距離は縮まらず油断すると離される。


一旦諦め足を停めたが再チャレンジ!とまた追ってみたのだが、追いついた!と思った人影は別のグループであった。


もう、、、そのグループの先にも大男3名の影すら見えない…。


最初は身体が大きい奴はやっぱ手足長いからかなわないのかな~としか思ってなかったのだが

ふと思った。まさか…


ぼ、亡霊か(´・ω・`;)

いやそんなもん信じた事ないけど🤣


速すぎるし

気配無さすぎるし

滑るような動き

それとも滑るような無駄のない動きが速さの秘訣なのか🧐



すれ違う人に「大男3名行きましたか?」と確認したくなったが

会ってませんと答えられたらと思うと聞けなかった🤣


場所が場所なんで山のスペシャリストも沢山通るであろう。しかし…


答えは風の中である。