<簗(やな)農相道路予算カット発言「疑念はむしろ深まった」<声「高市氏を道連れに>

 

簗農相の道路予算カット発言、減額自治体「疑念はむしろ深まった」…国交省の説明トーンダウン(26年10月7日 読売新聞オンライン無料版)

 

記事(10/07 07:50)

 

(1)「国交省の説明は『働きかけはなかった』から『なかったと思われる』にトーンダウン」

 簗農相が地元自治体の道路予算を「大幅にカットした」と発言した問題で、国土交通省が6日に調査結果を発表し、簗氏からの予算削減の働きかけを否定した。ただ、その根拠は示せず、自治体からは「疑念は深まった」と不信の声が上がった。

 「国交省の説明は『働きかけはなかった』から『なかったと思われる』にトーンダウンした」。栃木県那須烏山市の川俣純子市長は6日、国交省による説明を受けてコメントを発表した。

 川俣氏は「簗大臣の問い合わせも、2026年度配分額の確定前の2月中旬に行われているほか、対象も那須烏山市と那珂川町に限定されるなど疑念はむしろ深まった。簗大臣及び国交省は改めて明確な説明責任を果たされたい」と求めた。

 

(2)「多くの町民・市民に与えた不安を払拭できるよう、説明していただきたい」

 那珂川町の益子純恵町長も6日に発表したコメントで、「国土交通省の説明については調査を踏まえた説明がなされたと受け止めている」としつつ、「簗大臣の発言によって、多くの町民・市民に不安を与えたことは事実であり、町民の安心・安全を預かる立場として、大変残念に思っている」と言及。「今後、地域の皆様の不安が 払拭されるよう、説明していただきたい」と訴えた。

 

(3)

 問題となったのは、2月の衆院選で首長が対抗馬を支援した那須烏山市と那珂川町の予算を「カットした」とする簗氏の発言。国交省は6日の記者会見で、省内で聞き取り調査した結果、簗氏から予算成立前に問い合わせを受けた幹部は働きかけや圧力を否定したと説明した。会見した担当者は「問い合わせはあったが、働きかけや圧力はなかったと思う」と述べる一方、その根拠については「(対応した幹部が)はっきりと覚えていない」「細かいメモはない」と繰り返した。

 

(4)

 報道陣から「簗氏とやりとりした記録はあるのか」などと質問が相次いだが、会見で明確な根拠が示されることはなかった。

 同省はこれまで「外部から言われて(予算)配分を変えることはあり得ない」と説明していた。