ネットフリックス株、21年に付けた従来の最高値を更新-戦略が奏功(24年8月21日 ブルームバーグ日本語電子版無料版)
記事(Ryan Vlastelica、Subrat Patnaik)
(1)要点
- 同社は20日、広告の先行販売契約が前年比で150%増加したと発表
- アカウント共有への対策や広告付きプラン導入といった戦略が寄与
(2)
20日の米株式市場で、動画配信サービスの米ネットフリックスが上昇。約3年ぶりに上場来高値を更新した。
収益性改善に向けた戦略が奏功する中、同社は投資家を引き付け続けている。
(3)
ネットフリックス株は一時、新型コロナウイルス禍の2021年11月に付けたそれまでの最高値を更新した。
同社は20日、広告の先行販売契約が前年比で150%余り増加したことを明らかにした。
(4)「投資家はネットフリックスの戦略を前向きに受け入れている」
(シノバス・トラストのシニアポートフォリオマネジャー、ダニエル・モーガン氏)
「投資家はネットフリックスの戦略を前向きに受け入れている」と指摘。「かつてネットフリックスといえば、コンテンツに巨額の支出を行い、フリーキャッシュフローはマイナスで、起債を実施するという企業だった。現在ではそのよう状況ではなく、そこが大きな違いとなっている。業界で先頭を走っており、その一貫性に対して見返りを得ている」と述べた。
原題:Netflix Beats 2021 Record as Investors Embrace Profit Push (1)(抜粋)