「自民党は生まれ変わる」小林鷹之氏が立候補表明 総裁選で初名乗り(24年8月19日 朝日新聞デジタル無料版)

 

 

写真 靖国神社を参拝し、記者の取材に答える小林鷹之衆院議員=2024年8月15日午前8時10分、東京都千代田区、友永翔大撮影

記事

 

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民党の小林鷹之前経済安全保障相(49)=二階派=は19日、国会内で記者会見を開き、9月の党総裁選に立候補する意向を正式に表明した。

派閥の裏金事件による党勢低迷を踏まえ、「自民党は生まれ変わる。私たちの姿を党員、国民に見ていただきたい」と語った。

 自民党は総裁選の日程について、9月12日告示、同27日投開票とする方向で最終調整に入った。

 

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小林氏は会見で裏金事件について「多くの国民の信頼を失った。おわびの言葉も見つからない」と謝罪。

「事件に至った理由」

  国民の当たり前の感覚との乖離(かいり)、

  順法精神の欠如、

  党のガバナンスの機能不全」

を列挙し、

 

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政策活動費の透明化などを含めた政治改革を進める方針を掲げた。

総裁選では「派閥に対する支援は一切求めない」とも公言した。

 

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小林氏は衆院千葉2区選出の当選4回。閣僚経験は経済安保相のみだが、「刷新感」を求める若手・中堅が擁立に動いた。