男女共学化…「別学にもニーズ」埼玉県教育長が見解 アンケート受け 中学生の別学希望3%台も「バランスとれている」(24年7月27日 newsYahoo! 埼玉新聞)
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写真 日吉亨埼玉県教育長
(1)「中高生・保護者アンケート「共学校と別学校それぞれに一定のニーズ」との認識」
県男女共同参画苦情処理委員による県立男女別学高校の共学化勧告を受け、埼玉県教育委員会が県内の中高生・保護者を対象に行った共学化の是非などを問う記名アンケートの結果について、日吉亨県教育長は26日の定例会見で「共学校と別学校それぞれに一定のニーズがある」との認識を示した。
リンク 共学化に反対 高校生有志らが県教委に3万4461人分の署名提出 「男女差別ではない」「女子校に来て救われた」「女子がいると自分を包み隠してしまう」 要望あれば生徒から意見聴取も
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中学生のアンケートで
「共学校に行きたい」56・3%
「男子校に行きたい」3・5%、
「女子校に行きたい」3・4%
「(回答)比率は2023年度の共学校と別学校の在籍生徒比率に対して、バランスが取れていると感じる」と述べた。
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一方で、アンケート結果が勧告への対応に与える影響については明言を避けた。
県教委では今後、複数回の協議を行い、8月末までに苦情処理委員に報告を行う予定となっている。
◆高校生6割が共学化反対、中学生と意識に差 教委アンケート
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埼玉県立男女別学高校の共学化について、埼玉県教育委員会は7月11日、
県内在住・在学の中高生と保護者対象記名式アンケート結果
回答数は約7万件で、
高校生「共学化しない方がよい」が6割ほど。
中学生「どちらでもよい」が半数以上
いずれも賛否は拮抗(きっこう)した。
アンケートは4月17日にウェブ上でスタート。当初は無記名で回答を募ったが、重複回答や対象者以外による回答といった不正への懸念から、開始2日で記名式に変更し、実質的なやり直しとなっていた。
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記名式に7万471件の回答、うち有効数は6万4829件。
回答者の内訳は、
中学生2万4343件
高校生7286件
中学生保護者1万5790件
高校生保護者1万7410件だった。
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高校生
「共学化に反対」は4167人(57・2%)、
「共学化に賛成」は570人(7・8%)で、
「どちらでもよい」2418人(33・2%)
反対した人の理由
最も多かったのは「共学・別学の両方を選択できる方がよいから」で35%、
賛成した人の理由
最も多かったのは「性別によって入学できない高校があるのは公平ではないから」の33・4%
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中学生
共学化について「どちらでもよい」1万3677人(56・2%)
共学化に反対は4698人(19・3%)、
共学化に賛成は4551人(18・7%)
高校生との意識の違いが浮き彫りになった。
(8)
中学生
「共学・別学どちらの高校に進学したいか」
「共学校に行きたい」1万3707人(56・3%)
「男子校に行きたい」842人(3・5%)、
「女子校に行きたい」837人(3・4%)
「どちらでもよい」 6261人(25・7%)
(9)「県男女共同参画苦情処理委員に提出する報告の参考資料にする」
今回のアンケート結果は、これまで県教委が関係者に聴取した意見などと合わせて、共学化を勧告した県男女共同参画苦情処理委員に8月末までの提出を求められている報告の参考にする。
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同日の県教委定例会で日吉亨教育長は「アンケートについて多くの方にご協力いただいた。多くの団体から要望書なども頂いている。教育委員としてしっかり目を通させていただく」と述べていた。