中森明菜、6年半ぶりファンの前で歌唱「今年一番の時間になれば」【セットリスト掲載】(24年7月15日 産経新聞オンライン無料版)

 

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ファンクラブ限定イベントを行った中森明菜(写真提供:HZ VILLAGE Inc)

 

◆熱気あふれるイベント/ORICON NEWS独占レポート【1/3】

 

(1)「都内でファンクラブ限定イベントを行った」

帰ってきた歌姫――。

歌手・中森明菜(59)が、12日から14日にかけて都内でファンクラブ限定イベントを行った。中森がファンの前に立つのは2017年12月のディナーショー以来、およそ6年半ぶり。

ちょうど誕生日にあたる13日の昼公演の模様を、3回に分けてお届けする。

第1回は記者が観たありのままのステージ。

 

リンク【画像あり】来場者に配られたプレゼント

 

(2)豪華コース料理に舌鼓をうちながら待つ。会場のBGMの音量がだんだんとあがり定刻。まずはバンドが登場しジャズナンバーで会場を一気にコンサート会場へと変えていく。

「明菜」コールが巻き起こる。

この日の衣装はヨウジヤマモト。衣装に定評のある中森、この日もファンから「衣装見せてー!」「靴みせてー!」とコールが飛んでいた。

 

(3)両手を振りながら笑顔で登場すると「Re-Birth」を歌唱。

歌い終えた後には、深々と一礼して、感謝を伝えた。「おかえりー!」「待ってたよー」「かわいいー!」など次々と飛ぶ喜びの声。

「オープニングから、温かい声援、ありがとうございます!きのう初日を迎えさせていただきました。皆さん、ご存知のとおり、私は緊張しぃです」とはにかむと歓声は笑い声に変わる。

最前席は手を伸ばせば届く距離だ。「今年一番の時間になればいいと思います」。

 

(4)「JAZZアレンジした「スローモーション」「ジプシー・クイーン」「TATTOO」」

ファンとのかけあいを大切にする中森。

MCパートでは客席からのリクエストに笑顔で応え、時にはすかして笑いに変える。さまざまな声色を使って、魅了していく。

「それでは…なつかしいな。来年60(歳)か、これ歌ったのは16(歳)でした。お届けさせていただきたいと思います」。

JAZZアレンジした「スローモーション」「ジプシー・クイーン」「TATTOO」と3曲続けて歌い上げる。

いまできる限りのダンスも織り交ぜ、全身を使って届ける姿が印象的だった。

 

(5)ステージ中央はもちろん、上手から下手までファンとの交流は止まらない。掛け合いを楽しみ、かみしめる。

メドレーで「乱火」「紡ぎ唄」「黒薔薇」「TSURAI・TSURAI」を披露する。

「BLONDE」「北ウイング」JAZZバージョンを歌唱した後は、バースデーサプライズが。バンドメンバーの演奏に合わせ、自然とファンが「ハッピーバースデー」の大合唱。

「あたしは人を祝うのは得意だけど、祝われるのは苦手なの」。

バンドメンバーから花束を受け取るや「きょうお誕生日の方、おめでとうございます!」ととぼけてみせた。

 

(6)「最後は「fin」のジャズバージョン」

上機嫌で投げキッスも連発。歌える喜び、自身をまっすぐ見つめてくれる大切なファンと触れ合える喜び。そんな中森を間近で観られる喜び。たくさんの喜びに包まれた会場で、力いっぱいに両手を振ってステージをあとにした。

 

(7)

今回のイベントは全5公演。直筆メッセージが入ったカードなど、会場に訪れたファン全員にプレゼントも用意された。

公演前の食事のメニューにも趣向を凝らした。この日のデザートのメニュー名は「北ウイング」。連日、中森の楽曲名で構成され、細部までこだわった演出が施されていた。

MCのおちゃめな発言とは?あす配信の第2回に続く。

 

◆セットリスト

Re-Birth(アルバム「FIXER」より)

【MC】

スローモーション-JAZZ-

ジプシー・クイーン-JAZZ-

TATTOO-JAZZ-

【MC】

<メドレー>乱火(アルバム「CRUISE」より)→紡ぎ唄(アルバム「I hope so」より)→黒薔薇(アルバム「UNBALANCE+BALANCE」より)→TSURAI・TSURAI(アルバム「la alteracion」より)

【MC】

BLONDE-JAZZ-

北ウイング-JAZZ-

【MC】

fin-JAZZ-