菅氏、月刊誌で首相責任に言及 政治資金問題(24年6月27日 日本経済新聞電子版)

 

記事

 

(1)自民党の菅義偉前首相は26日発売の月刊誌「Hanada」8月号のインタビューで、党派閥の政治資金問題を巡り、岸田文雄首相の責任論に触れた。

「岸田総理自身も各派閥と同じような処分を自身に科すべきだった、責任を取るべきだったのではないか」と述べた。

 

◆「批判合戦やめて」伊吹氏が苦言(24年6月27日 日本経済新聞電子版)

 

(1)自民党の伊吹文明元衆院議長は25日のBSフジ番組で、派閥裏金事件の政権対応を巡り党内で岸田文雄首相の責任論や交代論が出ている現状に苦言を呈した。

「党総裁選の前哨戦のような批判合戦はやめた方がいい。ガバナンス(統治)のない政党と思われて、かえって足元が崩れていく」と述べた。

 

<私見:

動画(文化人放送局 【至高の分析】麻生・菅全面戦争の後半部分)で山口敬之氏が話されたことは概ねつぎのようなこと。

1)麻生政権が総選挙をやり惨敗し、政権交代が起こった。(しかし、その政権のもとで好ましからざることが起こった)。

2)安倍政権を麻生副総理・財務大臣と菅官房長官が支えた。そして、安倍さんは「河野氏は危険だから、河野首相誕生は絶対にダメだ」といっていたのを両氏ともに覚えていてくれるはず。

3)今回の派閥解消の中で、麻生派だけが派閥として残っているが、麻生氏は前回の総裁選で河野の立候補に反対だった。今回も反対するだろう。

4)菅氏は神奈川県の小泉、河野をかわいがっている。

5)菅氏は今月6日の会合で小石河ではなく「萩生田、加藤勝信元官房長官、武田良太元総務相」と小泉と合った。菅氏がここで河野氏を外したことで、河野氏は麻生・菅からの後ろ盾が望めなくなったために「河野総裁」の芽はなくなった。

6)武田良太氏は九州で麻生太郎と犬猿の仲で、長年にわたって戦争している。

7)無派閥の菅氏が、ここで麻生氏と犬猿の仲の武田氏と会ったということは、次期総裁をめぐって菅氏は麻生氏と対立するとみてもおかしくはない。

8)麻生氏は茂木氏と会談。次期総裁選に出馬する意欲のある茂木氏は麻生氏の支援を求めている。

9)6月23日菅氏が麻生政権崩壊後に政権交代が起きたことを念頭に置いて「派閥で動いてる場合ではない」と発言したが、いま、派閥があるのは麻生派だけだから、明確に麻生批判。

10)麻生氏も菅氏もいま「野党に政権を渡して良い状況ではない」ということでは一致しているはずだが、自民党内が収拾が付かない状態。

(以上)

あたしの推測では

これをみている伊吹さんが「ガバナンス(統治)のない政党と思われて、かえって足元が崩れていく」と仰ったと思います>