空自の移動式警戒管制レーダー、沖縄・北大東島が「適地」と判断…太平洋島嶼部の「空白地帯」解消(24年6月27日 読売新聞オンライン無料版)

 

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(1)要点

航空自衛隊の移動式警戒管制レーダーの配備計画を巡り、防衛省が沖縄県・北大東島(北大東村)の環境調査の結果、同島を「適地」と判断したことがわかった。

複数の政府関係者が明らかにした。

27日に鬼塚三典村長らに説明する。

中国軍が太平洋への進出を活発化させる中、同省は空自のレーダーがない太平洋 島嶼(とうしょ) 部の「空白地帯」を解消し、警戒監視を強化する方針だ。

 

(2)島は沖縄本島の東約360キロに位置し、人口は約550人。配備予定地は北大東空港に近い村有地。

村によると、27日に島で同省の担当者から説明を受けるという。

同省は村が受け入れを決定すればレーダーの配備を進める方針。隊舎も建設し、自衛隊員約30人が常駐する。

 

■三菱電機、フィリピンに警戒管制レーダーを納入 2基目(2024年4月30日  日本経済新聞)

 

 

写真 三菱電機はフィリピン空軍に移動式警戒管制レーダーを納入した

 

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(1)三菱電機は30日、フィリピンに移動式の警戒管制レーダーを納入したと発表した。

警戒管制レーダーは、空にある不審物を追跡する際に使用する。日本政府が「防衛装備移転三原則」を制定して以降、警戒管制レーダーの輸出は2基目となる。

 

(2)同社は

2023年10月にフィリピン空軍に「固定式の警戒管制レーダー」を納入した。

今回  「移動式」で、警戒管制レーダーを車に搭載して必要な場所で使用することができる。

陸上自衛隊で使用していた警戒管制レーダーをもとに、フィリピン向けの仕様に独自開発した。