小笠原諸島の東方「小笠原海台海域」が新たに日本の大陸棚に、レアメタル資源開発に向け調査へ(24年6月25日 読売新聞オンライン無料版)

 

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(1)政府は25日、小笠原諸島の東方に位置する「小笠原海台海域」の大部分(12万平方キロ・メートル)を日本の大陸棚と定める政令を閣議決定した。

施行は7月20日。

海底にはコバルトなどレアメタル(希少金属)が存在するとされており、政府は資源開発に向けた調査を進める方針だ。

 

(2)大陸棚は、沿岸から200カイリまでの排他的経済水域(EEZ)の海底を指し、資源開発を優先的に行う権利が認められる。

EEZ外への延長には、国連の委員会の審査を受けて関係国の理解を得る必要があり、日本は2012年に委員会に延長が認められた後、米国と調整を進めていた。

同海域の残る0・1万平方キロ・メートル分は米国と協議を続ける。