都知事選ポスター問題「規制を」 有権者困惑、選管に苦情殺到(24年6月22日 newsYahoo! 共同通信)

 

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(1)東京都知事選の選挙ポスター掲示板に同じ人物やデザインのポスターが多数張られ、有権者に困惑が広がっている。

政治団体「NHKから国民を守る党」は、団体に寄付をした人の作ったポスターを掲示板に張っているとしており、制度の隙間をついた掲示板の目的外利用との意見も。

識者は「規制の手段を考えていく必要がある」と指摘する。

 

リンク【写真】東京都知事選で、半分ほどの枠が同一のポスターで埋め尽くされた掲示板 「選挙を愚弄」批判 「掲示板ジャックに反対」署名も

 

(2)「カワイイ私の政見放送を見てね」。中野区役所前の掲示板には、さまざまな人物の画像とともに、デザインの同じピンク色のポスターがずらりと張られていた。QRコードも記載され、読み込むと特定の交流サイト(SNS)の画面に誘導される。

 

(3)東京都選挙管理委員会には、21日までに千件以上の苦情や問い合わせが寄せられた。同一のポスターが張られていることに関して「何なのか」などとするもので、担当者は「電話がひっきりなしに鳴っている」と話す。

 

(4)総務省によると、ポスターで他の候補者の選挙運動をすることや、虚偽があった場合は処罰の対象になる。

一方で、内容を直接制限する規定はなく、事前のチェックもない。