北陸新幹線の大阪延伸、与党が現行の「小浜ルート」の堅持を確認 25年度の着工を目指す(24年6月19日 産経新聞オンライン無料版)

 

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写真 敦賀駅に向かう北陸新幹線=3月、福井市(鴨志田拓海撮影)

 

(1)(北陸新幹線の大阪延伸を議論する与党の整備委員会)

18日の会合で、福井県の敦賀から先は現行の「小浜ルート」を堅持し、2025年度の着工を目指すと改めて確認した。

石川県の関係者などから、東海道新幹線の「米原(滋賀県)につなぐルート」への再考を求める声が上がっており、与党の姿勢を明確にする必要があると判断した。

 

(2)(西田昌司委員長)

「米原ルートは、

  システムや

  東海道新幹線の容量

の問題がある」と述べ、再考を否定した。

会合では、25年度着工に向け、年内に駅位置などを含む詳細を決める方針を共有した。米原ルートを推す意見は出なかったという。

 

(3)(日本維新の会の馬場伸幸代表と、教育無償化を実現する会の前原誠司代表)

18日、「米原ルート」への変更を求める提言を国土交通省に提出した。

「小浜ルートは

  事業費が巨額になる

などの懸念が根強く、開業への展望が開けていない」とした。