きょうのことば「飲酒ガイドライン 女性、ワイン2杯で注意(24年6月16日 日本経済新聞電子版)

 

記事

 

(1)「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」

▽…国の健康増進に関する基本計画では、糖尿病や循環器疾患など生活習慣病のリスクを高める飲酒量として、「1日当たりの純アルコール量を男性で40グラム以上、女性で20グラム以上摂取した場合」と定義している。

厚生労働省はこうした基準を改めて周知するため、今年2月「飲酒ガイドライン」を公表した。

 

 

(2)「純アルコール量 アルコール度数」

▽…純アルコール量はお酒の「摂取量」「アルコール度数」「アルコールの比重(0.8)」を掛け合わせて計算する。

女性の目安である20グラム

 度数5%のビール500ミリリットル(ロング缶1本や中瓶1本、中ジョッキ1杯)、

 度数7%の酎ハイで350ミリリットル(缶1本)、

 度数12%のワインで200ミリリットル(小グラス2杯程度)。

大手ビール各社は缶のビールやチューハイなど、ほとんどの商品に純アルコール量を表示している。

 

(3)

▽…厚労省のガイドラインは「飲酒による疾患への影響は個人差がある」としたうえで、「飲酒の影響を受けやすい体質を考慮する必要がある場合などには、より少ない飲酒量(純アルコール量)とすることが望まれる」と強調している。