中国「反安倍」「反米」層の取り込みに照準 在日大使館が親中派を招いて宣伝活動強化(24年5月31日 産経新聞オンライン無料版)

 

記事(岡田 美月)

 

写真 5月20日、東京の在日中国大使館で「座談会」に出席した(右から)社民党の福島瑞穂党首、中国の呉江浩駐日大使、鳩山由紀夫元首相ら(岡田美月撮影)

 

記事

 

(1)「国民交流の拡大」で一致した昨年11月の日中首脳会談を受け、在日中国大使館が日本への宣伝工作を活発化させている。

その最たるものは、台湾で頼清徳総統が就任したのに合わせ、中国大使館が5月20日に行った「台湾問題と中日関係に関する座談会」だ。

日本が「中国の分裂」に加担すれば「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と、呉江浩駐日大使が発言して注目された座談会。

その内容からは、中国が「反安倍」「反米」の傾向を持つ人々を取り込み、中国に有利な世論を作り出そうとする思惑が浮かび上がる。

 

写真 座談会の発言関係者

 鳩山由紀夫

 福島瑞穂

 元経産省 古賀茂明

 元外務省 孫崎享

 元外務省 東郷和彦

 京大 高山佳奈子

 青山学院大 羽場久美子

 京都精華大 白井聡

 横浜国大 村田忠●しめすへんに喜

 ジャーナリスト 高野孟

 元NHKアナ 木村知義

 (以下判読不可)

 

(2)座談会の出席者は別表の通り。

安倍晋三元首相の安全保障に関する認識や、日米同盟に批判的な関係者が目立つ。

政権与党である自民・公明両党の国会議員の姿はなかった。

(以下有料記事)