パリ五輪の聖火、ギリシャからフランスに上陸…15万人が見守る(24年5月9日 読売新聞オンライン無料版)

 

写真 パリ五輪の聖火到着を祝う多くの人たち(8日、仏マルセイユで)=守谷遼平撮影

 

記事【マルセイユ(仏南部)=平地一紀】

 

(1)要点

パリ五輪(7月26日開幕)の聖火が8日、開催国のフランス・マルセイユに上陸した。五輪発祥の地、ギリシャから帆船で運ばれた聖火は、大勢の市民らが見守る中、市中心部の旧港に持ち込まれた。

 

 

写真 多くの人たちが出迎える中、聖火を載せて到着した帆船(8日、仏マルセイユで)=守谷遼平撮影

 

(2)2012年ロンドン五輪の競泳男子50メートル自由形金メダルのフローラン・マナドゥ選手が、トーチを掲げて下船。

その後、トーチを受け取った地元出身の人気歌手が聖火皿に点火し、盛りあがりは最高潮に達した。

大会組織委員会によると、聖火上陸の様子を見ようと、15万人ほどが旧港に駆けつけたという。

写真 トーチにともされ、仏マルセイユに到着したパリ五輪の聖火(8日)=守谷遼平撮影

 

(3)仏国内の聖火リレーは9日にスタートし、最初の走者は、サッカーの強豪で地元のマルセイユやJリーグの浦和でプレーした元仏代表DFのバジール・ボリさんが務める。6月には1度、本土を離れ、南太平洋のポリネシアなど世界各地を回った後、本土に戻る予定。