コロナ“震源地”海鮮市場、移転 武漢、起源はやぶの中 (24年4月28日 newsYahoo! 共同通信)

 

記事

 

(1)

世界で初めて新型コロナウイルスの集団感染が確認された中国湖北省武漢市の「華南海鮮卸売市場」がひっそりと移転、再開していた。

ウイルスの起源とも指摘される旧市場は立ち入ることもできず、感染が世界的大流行に至った真相はやぶの中。

現地では市場関係者らがコロナ“震源地”の負のイメージを払拭しようと躍起になっていた。

 

リンク【写真】コロナ研究所漏えい説否定せず 中国専門家が異例の発言

 

(2)旧市場から北東約15キロの武漢郊外に1年前にオープンした新市場を3月に訪れた。

「かつてのようなにぎわいを取り戻せるよう頑張る」。新型コロナ禍で閉鎖された市場を拠点にしていた飲食業男性(55)が意気込む。

 

(3)一方、旧市場は現在も塀で囲まれ、関係者以外の立ち入りが規制されている。

 

 

写真 移転して営業を再開した「華南海鮮卸売市場」=3月、中国湖北省武漢市(共同)

 

(昨年5月31日)コロナ研究所漏えい説否定せず 中国専門家が異例の発言(24年4月28日 newsYahoo! 共同通信)

 

 

 

 

 

写真 2020年1月、取材に応じる中国疾病予防コントロールセンターの高福氏(当時)=北京

 

記事【ロンドン共同】

 

(1)昨年まで中国疾病予防コントロールセンターのトップを務めた高福氏が31日までに英BBC放送のインタビューに応じ、新型コロナウイルスが中国科学院武漢ウイルス研究所から漏えいしたとの説について「全てを疑うのが科学だ。何事も排除すべきではない」として、否定しなかった。

 

(2)(中国政府)

研究所からの漏えい説を否定している。

感染拡大の対応や起源に関する調査で、政府の専門家として役割を果たした高氏の発言は異例だ。

 

(3)(ウイルスの起源は諸説ある)

まだ、特定されていない。高氏は起源について「疑問はまだある」と指摘。

研究所については「(中国の)専門家による二重の調査を受けている」とも述べた。

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