東京・八王子がデジタルツインの拠点に 米半導体大手エヌビディアと手を組んだ東京工科大の狙い(24年4月20日 産経新聞オンライン無料版)

 

記事(大谷卓)

 

 

写真 東京・八王子の東京工科大に開設されたデジタルツインセンターで行われた記念シンポジウム=2024年3月9日(同大提供)

 

(1)「デジタルツインを支援するソフトウエアプラットフォーム「Omniverse」」

現実空間の事象の「双子」をデジタル空間上に作成し、双方向でデータのやり取りをしながら効率化や生産性の向上を目指す技術デジタルツインが再び注目を集めている。

生成人工知能(AI)ブームを牽引(けんいん)する米半導体大手NVIDIA(エヌビディア)が開発した、デジタルツインを支援するソフトウエアプラットフォーム「Omniverse(オムニバース)」の活用を検討する企業が増えているためだ。

 

(2)「八王子に拠点がある東京工科大がNVIDIAと学術交流」

東京・八王子に拠点がある東京工科大(香川豊学長)は、この世界的な企業と学術交流に関する協定を締結し、デジタルツインセンターも開設、活動を本格化させた。

八王子をデジタルツインの拠点に-。その狙いを探る。

 

「世界を圧倒的に変えた」

 

(3)「エヌビディアの最新のAI向け半導体である画像処理装置GPU」

「コンピューターのハードウエアが進化し、AIやチャットGPTに代表されるLLM(大規模言語モデル)によって世の中も変わった。

特に、エヌビディアの最新のAI向け半導体である画像処理装置GPUは圧倒的にこの世界を変えた。GPUの革新がなければ今のAIブームは訪れていない」(以下有料記事)