最大震度6弱 揺れの大きかった地域では18日朝にかけて雨 土砂災害に注意 (24年4月18日0:14配信 newsYahoo! tenki.jp)

 

記事

 

(1)17日23時14分ごろに豊後水道を震源地とする最大震度6弱の地震が発生しました。

揺れが大きかった地域では18日朝にかけて雨の降り、少しの雨でも土砂災害の恐れがあります。夜暗い時間ですが、十分に注意してください。

 

18日朝にかけて雨も 土砂災害に注意

 

(2)17日23時14分ごろに豊後水道を震源地とする地震が発生し、愛媛県愛南町や高知県宿毛市では最大震度6弱を観測しています。

 

(3)18日朝にかけて前線を伴う低気圧が九州南部から四国の南を通過し、雨の降る所があるでしょう。

18日0時現在、震度4を観測した地域もある鹿児島県や宮崎県で雨が降っていて、明け方にかけて雨脚の強まりそうです。

今雨の降っていない高知県でも弱い雨が降る可能性があります。

揺れの大きかった地域では、少しの雨でも土砂災害の危険が高まることもあります。夜暗い時間ですが、十分に注意してください。

 

(4)土砂災害の前触れは

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(5)土砂災害の前触れとなる現象。

 

1)がけや地面にひび割れができることです。

2)木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえたり、土のにおいがしたりすることです。

3)井戸や川の水、湧き水が濁ることです。湧き水が止まる場合も、前触れの一つです。

4)がけや斜面から水が湧き出たりすることです。

 

そのほか、

 小石がバラバラと落ちてくる、

 地鳴りや山鳴りがする、

 雨が降り続いているのに川の水位が下がる、

 樹木が傾く、

などがあります。

このような時は、土砂災害の危険が高まっています。すぐに周りの人に声をかけて、安全な所へ避難してください。

 

(6)緊急地震速報が発表されたら

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緊急地震速報

 緊急地震速報が発表されたら、強い揺れの前に、自らの身を守ることが大切です。

次のような行動を心がけてください。

 

①屋内にいる場合

 扉を開けて避難場所を確保し、丈夫な机の下など安全な場所に避難しましょう。

②屋外にいる場合

 ブロック塀や看板から離れ、頭を守りましょう。丈夫なビルの中に避難してください。

③エレベーターの中にいる場合

 全てのフロアのボタンを押しましょう。最寄りの階で停止させて、すぐに降りてください。

 

いつ発生するかわからない地震に日頃から備え、いざという時に身の周りの安全を確保できるようにしましょう。

 

日本気象協会 本社 牧 良幸