独BASF、ライン川に化学品が流出-この2カ月で2回目(24年4月9日 ブルームバーグ日本語電子版無料版)
記事(Monica Raymunt)
(1)要点
- アジピン酸約130キロとヘキサメチレンジアミン約70キロが流出
- 2月には2トン近くの硫酸が流出-シュピーゲル誌
(2)(ドイツの化学品メーカーBASF)
アジピン酸およそ130キログラムとヘキサメチレンジアミン約70キログラムが、6日遅くから7日の早い時間にかけてライン川に流出したと発表した。
ルートビヒスハーフェンにある工場から漏れ出たとしている。
(3)「水に対してやや有害な物質」(同社の発表文)
流出した化学品は「水に対してやや有害」と分類される。流出は既に止まっており、原因調査を行っているという。
(4)「水生生物に「危険はない」見込み」(BASF)
当局に報告し、流出した物質の量と河川の水による希釈で水生生物に「危険はない」見込みだとしている。
ラインラント・プファルツ州の環境当局は「事前注意として」ライン川沿いの住民に問題を通知した。
(5)独誌シュピーゲルによれば、BASFでは2月には2トン近くの硫酸がライン川に流出する事態が発生した。
原題:BASF Cites Second Chemical Spill Into Rhine in Two Months(抜粋)
(第4段落に州環境当局の対応を追加して更新します)
<BASFはバイエルから事業や資産を買収した。今回の買収によって、BASFは農薬、バイオテクノロジーおよびデジタル農業分野における活動を戦略的に補完し、種子、非選択性除草剤、殺線虫剤の種子処理分野に参入します。 https://www.basf.com/jp/ja/media/news-releases/global/2018/08/acquisition.html>