米国、フーシ派のテロ組織指定を解除も-船舶への攻撃停止が条件(24年4月4日 ブルームバーグ日本語電子版無料版)

 

記事(Sam Dagher)

 

(1)要点

  •     バイデン政権、「外交による出口」を模索-イエメン担当特使
  •     フーシ派、昨年11月から紅海航行の船舶に攻撃を継続

 

写真 アデン湾でフーシ派の対艦ミサイルに被弾した貨物船(3月6日) Source: US Central Command/US Central Command

 

(2)イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海周辺を航行する船舶への攻撃をやめれば、テロ組織の指定を解除することも米国は検討すると明らかにした。

  

(3)(米国のレンダーキング・イエメン担当特使)

3日、「外交による出口を見いだせることが自分の願いだ」とオンラインで開いた記者会見で発言。

「それは対立を緩和させ、最終的にはテロ指定を撤回することができるようになり、フーシ派の軍事拠点に対する攻撃も当然終わらせる方法を見いだすことだ」と続けた。

  

(4)米国は3カ月近くにわたりイエメンのフーシ派拠点への空爆を続けてきたが、特使の発言はバイデン政権が再び外交手段に傾いていることを示唆する。

米政府はフーシ派の軍事能力を弱めたと主張するものの、フーシ派による船舶へのミサイルやドローンでの攻撃はやんでいない。

 

(5)ブルームバーグ・ニュースは会見後、フーシ派に船舶への攻撃を停止する代わり、テロ組織指定を解除する提案を米国は持ちかけているのかと質問した。

(レンダーキング氏)「それを確かに検討はするだろうが、自動的なものではないと思う」と述べた。

 

地図 Houthi Attacks Near the Bab el-Mandeb Strait

(アラビア半島の南端にイエメン国がある。それは紅海の入口に位置する。イエメンの反政府組織フーシ派が紅海のいる艦艇を攻撃してるという地図)

 

(記事にある説明)The Iran-backed group's attacked multiple commercial and military ships in the southern Red Sea and Gulf of Aden since mid-November

 

原題:US May Revoke Houthi Terrorist Label If They Stop Ship Attacks(抜粋)

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