大谷翔平が本拠地初打席で二塁打 3打数2安打 ドジャース快勝、MVPトリオ6得点(24年3月29日 産経新聞オンライン無料版)

 

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写真 5回、帰塁するドジャース・大谷翔平=ドジャースタジアム(蔵賢斗撮影)

 

(1)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平は28日、ロサンゼルスでカージナルスと本拠地開幕戦に「2番・指名打者」で出場。

右肘手術で打者に専念する今季、いきなり二塁打を放って5万2667人で埋まった本拠地を興奮させた。

この日は3打数2安打1得点、1三振1四球で、打率は3割8分5厘。

 

(2)一回、

1番ベッツの四球で無死一塁のドジャースの本拠地初打席。

スタンドを埋めたファンはスタンディング・オベーションと大歓声でスーパスターを迎えた。

マウンド上は元巨人の右腕マイコラス。

初球はシンカーをファウル、2ボール2ストライクの5球目、外寄りに沈む97マイル(約155キロ)チェンジアップにうまくバットを合わせ、右翼線に二塁打。

だが、二塁をオーバーランしてタッチアウト。三塁コーチの指示がうまく伝わらなかったようで、二回表のカージナルス攻撃中、ダッグアウトで長く三塁コーチと確認作業をしていた。

 

(3)

三回 ベッツの一発の後、三回無死走者なしの第2打席は四球。

五回 1死走者なしの第3打席は外から入る87マイル(約139キロ)のスライダーをとらえて右前打。

七回 無死一塁での第4打席は若手右腕オブライエンに対して内角のカットボールに空振り三振。

 

(4)

試合は1番ベッツ、2番大谷、3番フリーマンのMVPトリオが大当たり。

一回 フリーマンが中前タイムリー。

三回 ベッツが2号ソロ、フリーマンが一塁に大谷を置いて1号2ラン。

六、七回にも加点してドジャースが7-1で勝った。

 

(5)カージナルスはマイコラスが5失点で五回途中で降板。

昨年のWBC、侍ジャパンで活躍したヌートバーは2日のオープン戦で肋骨骨折し、負傷者リストに入っている。

 

(6)通訳なしで同僚に積極的に英語で話しかけ

常に側にいて通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博による巨額窃盗疑惑で解雇され、大谷はダッグアウトで通訳を伴わず1人で同僚と積極的に英語で話しかけ、アドバイスを送るシーンが何度も見られた。