「14歳」の犯行に漂う不穏 犠牲者が出た美人局事件と27年前の凶行(24年3月17日 産経新聞オンライン無料版)

 

記事(編集長ピックアップ 山田智章)

 

(1)27年前のきょう3月16日神戸

10歳の小学4年生女児が、手を洗う場所を教えてほしいと若い男に声をかけられ、学校に案内しました。その男は「お礼を言いたいから」と女児を振り向かせると、頭にハンマーを振り下ろしました。

ほどなく、男は9歳の小学3年生女児を小刀で刺します。10歳女児は1週間後に死亡。9歳女児は重傷を負いました。

およそ2カ月後、男は11歳の小学5年生男児を、文字通り惨殺します。

平成9年、神戸市須磨区で起きた児童連続殺傷事件です。逮捕されたのは、当時中学3年生の14歳の男子生徒でした。

 

リンク ▼見逃した前兆、元捜査1課長が25年間抱く悔い 神戸連続児童殺傷事件

 

(2)今月7日、14歳の中学2年生の女子生徒らを逮捕したと大阪府警が発表しました。

逮捕容疑は、交流サイト(SNS)で知り合った男子大学生から金を奪おうとし、逃げようとした大学生がビルから転落、死亡させたとする強盗致死容疑です。

 

リンク ▼【動画】他にもSNS美人局か、強盗致死容疑で逮捕の中2女子生徒が示唆

 

事件の構図は、いわゆる美人局(つつもたせ)だったと伝えられています。

(以下有料記事)