トランプ氏当選なら思いやり予算の増額要求、ウクライナ支援は即時停止…エスパー前国防長官(24年3月16日 読売新聞オンライン無料版)

 

記事【ワシントン=田島大志】

 

(1)トランプ米前大統領の下で国防長官を務めたマーク・エスパー氏が読売新聞のインタビューに応じた。

トランプ氏が11月の大統領選で当選した場合、日本を含めて「同盟国や友好国に強硬姿勢を取るだろう」と述べた。

米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)の増額を求める可能性があると指摘し、ウクライナ支援も即時に打ち切るとの見方を示した。

インタビューは7日、オンラインで行った。

エスパー氏はトランプ氏の政策について「孤立主義的な外交を進めようとしている」と懸念を示した。憲法で任期が2期8年に限られているため、1期目よりも持論を強く打ち出し、内政でも民主主義が後退する恐れがあるとした。

 

(2)トランプ氏が北大西洋条約機構(NATO)などの同盟国に対する外交姿勢を判断する上で、対国内総生産(GDP)比2%の防衛費を確保しているかどうかを基準に据えると指摘した。

 2027年度に安全保障関連予算をGDP比で2%分確保すると掲げる日本に対しては、「十分だと言うかもしれないし、言わないかもしれない」と述べた。

日本に対し、米国からの防衛装備品購入の圧力を強める可能性にも言及した。

 

(3)エスパー氏

陸軍長官などを歴任し、19年7月に国防長官に就任した。人種差別に抗議するデモへの対応などを巡りトランプ氏と対立し、20年11月に解任された。

以降はトランプ氏と距離を置いている。

現在、安全保障や国際関係などに関するコンサルティング会社を経営している。

 

<私見:

前政権とは違い、新スタッフに中間派いないといわれるから、ブレーキがなくなる。トランプの暴走、逆走を止められるない。自動運転ではなくカーナビのない無人運転と同じ。

かといって、民主党内の極左的秩序破壊・革命路線も困る>