トランプ氏の口止め料巡る初公判、延期の可能性浮上-大量の新証拠で(24年3月15日 ブルームバーグ日本語電子版無料版)

 

記事(Patricia Hurtado、Erik Larson)

 

(1)要点

不倫相手に支払った口止め料を不正に処理した罪で起訴されているトランプ前大統領は、初公判が予定の3月25日からずれ込む可能性が出てきた。

連邦地検から大量の新証拠が提出されたことが理由。マンハッタン地区のブラッグ検事側、トランプ氏側双方の弁護士が延期を求めている。

  

(2)

(ブラッグ検事の事務所)

13日に約3万1000ページもの記録を受領したとして、公判開始の30日延期に異論はないと14日に述べた。

(トランプ氏側)

マンハッタンの連邦検察当局から今月4日以降に約7万3000ページに及ぶ新たな記録が提出されたことを理由に、90日の延期を判事に求めている。

延期要請に関する判事の判断はまだ出ていない。

 

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原題:Trump Hush-Money Trial Start Date in Doubt Over New Evidence (1)(抜粋)