網戸ひもが首に絡まり女児死亡 メーカーのYKKAPなどに5800万円賠償命令(24年3月15日 産経新聞オンライン無料版)

 

記事

 

(1)網戸を動かすひもに首が絡まり、6歳の女児が死亡したのは製品の欠陥が原因として、兵庫県西宮市に住む両親らが建材大手「YKK AP」(東京)とリフォーム業者に計約8千万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が14日、大阪高裁であった。黒野功久裁判長は「使用上の適切な警告がなかった」として欠陥を認め、計約5800万円の支払いを命じた。

 

(2)判決によると、製品は窓枠のそばに垂れ下がっている輪状のひも(約175センチ)を引くと、上部にある網戸が引き下ろせる構造だった。女児は令和元年11月、リフォームした自宅に設置されたひもが首に引っかかり死亡した。

 

(3)黒野裁判長は、窓のブラインドなどのひもを巡る事故が多発し、消費者庁が平成28年に注意喚起していたと言及。今回の製品にはひもを幼い子どもの手が届かない高さに留めるクリップが付属しており「設計上の欠陥はない」とする一方、「取扱説明書が同梱されず、警告表示もなかった」と指摘した。

リフォーム業者も危険を説明する注意義務を怠ったと判断した。

 

<私見:

この判例を悪用するダメ親が出てくる>