宮城野部屋が春場所後にも閉鎖へ 元横綱白鵬の宮城野親方が師匠 伊勢ケ浜一門の会合で方向性 (24年3月9日 newsYahoo! 日刊スポーツ)

 

記事

 

(1)大相撲の元横綱白鵬の宮城野親方(38)が師匠を務める宮城野部屋が春場所(10日初日、エディオンアリーナ大阪)後にも閉鎖することが濃厚となった。8日、複数の関係者への取材で分かった。

 

【写真】頭を下げる元白鵬・宮城野親方の隣で、あんぐり口を開ける北青鵬

 

(2)「弟子の暴力問題の監督責任」

同親方は元幕内北青鵬(既に引退)の暴力問題による監督責任を問われ師匠を外され、現在は玉垣親方(59=元小結智乃花)が師匠代行を務めている。

4月以降は所属する伊勢ケ浜一門が同部屋の取り扱いなどを預かることが決まっていたが、部屋の消滅は避けられない状況だ。

 

(3)宮城野部屋が場所後にも消滅する。この日の伊勢ケ浜一門の会合では、出席した親方たちから同部屋の今後について複数の案が出された。

現時点で決定事項はないが、複数の関係者によると、部屋の閉鎖を前提に協議が進み、力士、宮城野親方、部屋付きの間垣親方(元前頭石浦)がそれぞれ異なる部屋に所属する案が検討されているという。

 

(4)「白鵬は親方衆序列で最下位の年寄への2階級降格」

春場所直前に激震が走った。

宮城野親方は日本相撲協会から、後輩力士への日常的な暴力行為が判明した北青鵬に対する監督責任を問われ、委員から親方衆の序列で最下位の年寄への2階級降格などの処分を受けた。

「師匠としての素養、自覚が大きく欠如している」など厳しい指摘を受け師匠を外され、今場所は「センセイ」の愛称で親しまれた元智乃花の玉垣親方が師匠代行を務めている。

 

(5)「白鵬自身の問題行動」

北青鵬の暴力行為発覚から、同協会執行部を中心に厳罰を求める声が強かった。

史上最多45回の優勝も、

現役時代は

 肘打ちのようなかち上げ、

 張り手を乱発。

 土俵上でのガッツポーズ、

 自ら物言い、

 万歳三唱、

 観客を促して三本締め

などの問題行動から3度も処分された。

21年秋場所後に現役引退し、親方となる際には「大相撲の伝統文化や相撲道の精神、協会の規則、ルール、マナー、相撲界の習わし、しきたりを守り、そこから逸脱した言動を行わないこと」などと記された異例の誓約書に署名。

北青鵬の暴力行為に関する事情聴取でも反省の態度が見られないところもあった。同協会の堪忍袋が切れて、部屋消滅という厳罰の流れに拍車をかけた。

 

(6)4月以降は伊勢ケ浜一門が宮城野部屋の処遇など決めるとされたが、このような同協会の流れがあれば、一門としても厳しい態度を貫かざるを得ない。

この日の大阪市内で行われた年寄総会では玉垣親方とともに来場し、冒頭に宮城野親方は「大変ご迷惑をおかけしました」と謝罪。深く反省した態度を見せた。東京・日本橋には新たな部屋の建設プランもあった中、大横綱が部屋消滅の窮地に陥っている。

 

 ◆北青鵬の悪行(日本相撲協会の発表による)

 

 ▽平手打ちなど 22年名古屋場所中に、宿舎で被害者Bに顔面への平手打ち、突き飛ばしなど複数回の暴行を加え、肘にけがを負わせた。ほうきの柄で臀部(でんぶ)を1回打つ暴行。

 ▽まわしも悪用 22年名古屋場所中、宿舎で被害者Aに対し、ほうきの柄で臀部を1回打ったほか、22年10月に宮城野部屋で、まわしでつくった丸太状の棒で臀部を1回打つ暴行。

 ▽財布に接着剤 23年九州場所中、宿舎でA所有の財布に瞬間接着剤を塗布して損壊。Bの右手指に瞬間接着剤を塗布する暴行。

 ▽睾丸(こうがん)に 22年8月ごろ以降に宮城野部屋または地方場所の宿舎などでAとBに対して、顔面、背中および睾丸への平手打ち。

 ▽火あぶり!? 同時期に、ほうきの柄またはまわしでつくった丸太状の棒で臀部を打つ、殺虫剤スプレーに点火してバーナー状にした炎を体に近づける。

 ▽ロールスロイスも Aの両親から模範を示すように注意を受けたが、24年初場所中にはロールスロイスで場所入りするなど、まったく反省の態度が認められなかった。

 

<私見:

テレビ番組で、巡業中に白鵬が「MONGOLIAN TEAM」というロゴが入った黄色のジャンパを着ていた。当時、貴乃花が、弟子たちに八百長を疑われる元だからよその部屋の力士と会食するなと指導していたという話が出ていた。

白鵬はモンゴル人同士で「組」を作っていたわけです。

あたしは、「白鵬とモンゴル人力士」の対戦結果と「白鵬と日本人力士」の対戦結果と「モンゴル人力士と日本力士」の対戦結果の3つを比較すれば、モンゴル人は白鵬に圧倒的に負けているのではないかと疑っています。その場合には、当然、「八百長」を疑います。>

追記

そもそも大相撲がスポーツだというのがおかしい。どうみても「神事をもとにした興業」だと思う。力士の最高峰の横綱が神様の前で土俵入りするのが何よりの証拠。

神事興業であれば勝負の「八百長」を問題にするのがおかしい。プロレスだって、「興業」だからシナリオがある試合もあるし、シナリオなしの試合もある。

大相撲も「シナリオあり=八百長」相撲があっても構わない。星の貸し借りがあっても構わない。

その一方で、名横綱がいたのも事実。その人たちはただ勝ち星が多いというだけでなく、普段の起ち居振る舞いが「神さまの前で土俵入りするのふさわしい人格」を備えた人でした。

いまは、横綱は勝ち星だけできまる「チャンピオン」になりました。だから、朝青龍、白鵬という代表的な「横綱不適格」なチャンピオンでも「名横綱」「強かった横綱」とほめられています。

さらに、1年間に6場所になりましたが、これは力士のなり手を確保するため三役の給料をたくさん払うための「興業」としての現れ。その結果、力士はケガが治りきらないうちに次の土俵に上がり、力を出し切れないのです。

 

もっといえば、大相撲を「国技」といったのは、興行場だった建物を建て替えたときに、景気づけに勝手に「国技館」という名前を付けたのが始まりだと聞いたことがあります。

そのようなモノに「天皇賜杯」を出されたのは皇室の一大汚点と思っています。動機は理解しますが>