大谷翔平が本塁打 ドジャースで強烈デビュー ホワイトソックス戦に「2番・DH」(24年2月28日 産経新聞オンライン無料版)

 

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写真 本塁打を放ち、フレディ・フリーマン選手と手を合わせる大谷翔平選手(USA TODAY・ロイター)

 

(1)米大リーグ、ドジャースの大谷翔平が27日、「強烈デビュー」を果たした。

アリゾナ州グレンデールでのホワイトソックスとのオープン戦に「2番・指名打者」で背番号17の青いユニホーム姿で出場した。

実戦復帰は2023年9月3日のアスレチックス戦以来、177日ぶり。

 

(2)大谷は五回の第3打席で左中間へ「1号」2ランを放ち、ファンを狂喜させた。

予定の3回の打席で3打数1安打2打点、1三振だった。昨季痛めた脇腹、手術した右肘の不安を感じさせない鋭いスイングを見せた。

 

(3)五回2死一塁での第3打席。牽制エラーで走者が二塁に進んだ後、フルカウントから5番手右腕リオンの内寄り速球をとらえた。少し詰まったように見えたが、打球は左中間のフェンスを越える1号2ラン。ベースを一周した大谷は拍手を浴びながらバッグを持ってクラブハウスへ向かった。

 

(4)一回1死走者なしで迎えたドジャースでの第1打席

スタンドのスタンディング・オベーションの中、昨季まで同僚の相手捕手スタッシに声を掛けた後始まった。

相手先発は左腕クロチェット。

レギュラーシーズンでは2打席2三振と抑え込まれている。初球の高め速球を見逃してボール。2球目はスライダーにフルスイングの空振り、3球目は速球をファウル。4球目の内寄りの速球を見逃し三振に倒れた。

 

(5)三回無死一、三塁の第2打席

3番手右腕アンダーソン。初球のスライダーを強振、右方向へ強烈なゴロが飛んだが、右に寄った守備に引っ掛かり、二ゴロ併殺打。

ドジャースは1番からベッツ、大谷、フリーマン、スミス、マンシー、ヘルナンデス、ヘイワード、ロハスと、9番の招待選手ラモス以外は本番さながらの打線を組んだ。

 

(6)28日に試合に初登板予定の山本由伸もベンチで大谷の打席を観戦、試合中に話を交わすシーンも見られた。