三菱UFJ、ロボアド最大手ウェルスナビに150億円出資 持ち分法会社に 資産形成で連携(24年2月14日 日本経済新聞電子版)

 

記事

 

(1)(三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG))

投資一任サービスのロボットアドバイザー(ロボアド)最大手のウェルスナビに約150億円出資する。

持ち分法適用会社にし、顧客の保有資産に基づく運用商品や住宅ローン、保険の見直しなどを提案するサービスを投入する。

 

(2)「三菱UFJ銀行が取締役派遣する」

傘下の三菱UFJ銀行がウェルスナビの第三者割当増資に応じ取締役も派遣する。

同社への出資比率は15%超になる見通しだ。同社の上場は維持し現経営陣も続投する。

 

(3)「ウェルスナビ」2024年1月預かり資産が1兆円を突破

投資家がネット上でいくつかの質問に答えるだけで最適な資産配分を自動的に提案し購入するサービスを手がける。

預かり資産は2024年1月に1兆円を突破し、競合するお金のデザイン(東京・千代田)などを大幅に上回る。

 

(4)「三菱UFJとウェルスナビの連携」

 1)年齢や家族構成などのデータを使い、人工知能(AI)で精緻な内容を提案できるようにする。

三菱UFJのポイント付与など取引特典プログラムとも連携させる。

1000万人近くが利用する三菱UFJ銀のウェブサイトやアプリから誘導し、顧客に資産形成に向けたサービスを提供する。

必要に応じて対面相談できるようにするほか、21年末に始めた資産運用サービス「マネーキャンバス」との連携も探る。

 2)ウェルスナビは調達資金を新サービスの開発資金に充てる。

 

(5)「メガバンクとネット証券大手の連携」

メガバンクでは三井住友FGがSBIホールディングスに、みずほFGもネット証券大手に出資するなど異業種との連携を加速している。各社はポイント還元プログラムを強化しており、資産運用サービスでも規模が重要になりつつある。

 

■wealthnavi 手数料

WealthNaviでは、預かり資産に応じた手数料をいただいており、取引ごとに手数料はかかりません。また、運用が開始されるまでは、手数料は発生しません。

●クイック入金や振込入金を利用した場合

  成長投資枠のみで資産を購入するため、リスク許容度に応じて年率0.7~1.0%(現金部分を除く、税込0.77~1.10%)の手数料がかかります。

●自動積立をご利用する場合

 つみたて投資枠と成長投資枠の両方で資産を購入します。

自動積立だけでご入金いただいた場合の試算では、2024年以降の新NISA口座全体の手数料は、預かり資産の年率0.63~0.67%(現金部分を除く、税込0.693~0.733%)になります(※)。

※自動積立のみの入金で、入金後につみたて投資枠と成長投資枠の残高の割合が変わらなかった場合の試算です。相場の変動により資産評価額が変動した場合、新NISA口座全体の手数料も変動します。

リスク許容度別の手数料(年率)

 

<私見:

eMAXisslmと比べてコストが高いが、自分で銘柄の組換えなどのリバランスする手間と時間がかからなくて済む。>