「財務省麻生ラインで党内緊縮財政派が攻勢に」須田氏 阿比留瑠比の極言御免

阿比留 瑠比の極言御免 自民党緊縮財政派と財務省(24年2月8日 産経新聞オンライン無料版)

 

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写真 自民党の財政健全化推進本部であいさつする古川禎久元法相(奥中央)。同右は小渕優子選対委員長、同左は青木一彦参院議員=31日、東京・永田町の党本部

 

(1)自民党の派閥パーティー収入不記載事件とは全く別の「政治とカネ」の問題

5、6日発行の僚紙「夕刊フジ」では、4人のコラムニストが同じ動きを取り上げていた。

岸田文雄首相(党総裁)直属の財政健全化推進本部が1月末に新体制となり、活動を再開させた件である。

 

(2)「財務省麻生ラインで党内緊縮財政派が攻勢に」(ジャーナリストの須田慎一郎氏)

同紙編集部に確かめたところ、「ただの偶然」だというが、着目点も似通っている。5日発行の紙面ではまず、ジャーナリストの須田慎一郎氏が麻生派中堅議員のこんな言葉を紹介している。

「派閥パーティー裏金事件をめぐって、自民党内が大混乱に陥っている間隙を縫って緊縮財政派がひそかにその活動を再開させている。そしてその中心に位置しているのが、麻生太郎副総裁(推進本部最高顧問)だ。財務省が全面バックアップ態勢を敷いていることは、間違いない」

(以下有料記事)