昨年3月末にフジテレビ退社の三田友梨佳 八木亜希子、高島彩ら所属の事務所「フォニックス」でフリーアナとして第2章スタート(24年1月18日 newsYahoo! サンケイスポーツ)

写真 フォニックスで新たなスタートを切る三田友梨佳

 

記事

 

(1)要点

昨年3月末にフジテレビを退社した三田友梨佳(36)が芸能事務所のフォニックスに所属し、フリーアナウンサーとして新たな一歩をスタートさせることが17日までに分かった。退社および所属後初のインタビューとして、このほど本紙の取材に対応。退社と同時期に第1子を出産しており、公私ともに大きな節目を迎えた心境を語った。

これまでとは違う新年を迎え、表情は晴れやかだ。ママになり輝きを増した三田アナが人生の〝第2章〟を歩み出した。

 

(2)「今は新たなスタートラインに立ち、身の引き締まる思いです」

12年間在籍したフジを昨年3月末に退社。その後の約10カ月間は、子育てに専念。「土日祝日を自宅で過ごしたり、朝日とともに目覚め、夜は早めに眠りにつく生活は学生の時以来で新鮮です」と目を細める。

 

(3)フジ時代は情報、報道、スポーツ、バラエティーと全ジャンルの仕事を経験。

2014年のソチ冬季五輪、18年の平昌冬季五輪は現地から熱狂を伝え、22年にはヒラリー・クリントン元米国務長官(76)にインタビューするなど、常に現場の第一線に立った。

アナウンサーの礎となった仕事は、12年から8年間担当したフィギュアスケート中継。

「羽生結弦さんは『努力は噓をつくこともあるけど無駄にはならない。噓をつかれたときには、また違う努力が必要で努力の正解を見つけることが大事』と話されていて、スケートに対する真っすぐな姿勢は仕事への向き合い方に大きな影響を与えました」と背筋を伸ばす。

 

(4)局アナの12年間を振り返り、「未熟な私を信用していろんなことにチャレンジさせてもらい、どんな時も背中を押し続けてくれた同僚がいたので感謝の気持ちでいっぱい」と万感の思い。

ただ、「仕事の中身はやり切った、完璧だったと思えるものは一つもなくて反省の繰り返し」と引き締まった表情に。

 

20年1月に結婚した会社員の夫との間にもうけた子供を出産する前後では、心境に変化があった。

再びベクトルが仕事に向くきっかけは、周囲の存在だ。「これまで仕事をさせていただいた方々から『また一緒にしたいね』と連絡があり、うれしくて自信にもなりました」とフリーアナとしての活動を決意した。

選んだ所属先は、八木亜希子(58)や小島奈津子(55)らフジの先輩アナが多く所属するフォニックス。自身が所属することを報告すると、「皆さんから『また仲間になれてうれしいよ』と言っていただきました」とほほ笑んだ。

高島彩(44)からは「子育てと仕事の間で揺れ動くことがたくさんあるかもしれないけど、自分の選んだことには自信を持って頑張ろうね」と金言をもらい、「先輩方の温かい空気感があり、すごく心強いです」と幸せをかみしめた。

 

(渡邉尚伸)