日経平均一時3万5000円台 33年11カ月ぶり 輸出関連の上昇目立つ(24年1月11日 日本経済新聞電子版)

 

記事

 

(1)11日の

1)東京株式市場

 日経平均株価は4日続伸し、節目の3万5000円を一時上回って推移した。

取引時間中に3万5000円台をつけるのは1990年2月23日以来、33年11カ月ぶり。

前日の米株式市場でハイテク株が上昇した流れを受け、東京市場でも買いが先行した。

前日比の上げ幅は一時700円を超えた。

2)外国為替市場円相場が円安・ドル高基調となったことが追い風になって輸出関連株の上昇が目立つ。

 日立製作所は一時5%高となり上場来高値を更新。

 ソニーグループは一時4%高となり昨年来高値を更新した。

 トヨタ自動車も一時4%高をつけた。

 米ハイテク株高を受け東京エレクトロンなど半導体関連にも買いが入った。

 

(2)(りそなアセットマネジメントの下出衛チーフ・ストラテジスト)

 「2023年後半のレンジ相場の上限を突破し買いに勢いがついている。資本効率の改善に向けた東京証券取引所の取り組みなどもあり、日本株を有望とみた海外勢からの買いが入っている」と指摘する。

 

(3)日経平均は前日までの3日間で1153円上げ、バブル経済崩壊後の高値を更新していた。

3万5000円台は日経平均が1989年末に最高値をつけた後、長期間にわたる下落に向かい始めた90年2月以来の水準となる。

 

<私見:

海外投資家は、日本株は将来に見込める収益に対して今の株価が割安だという見方が強かったそうです>