予報士のつぶやき 大学入学共通テスト 関東で雪か(24年1月11日 newsYahoo! テレビ朝日系(ANN))
記事
(1)大学入学共通テストが行われる今週末、関東地方で雪の可能性が出てきました。
関東地方に雪を降らせる原因としてよく知られているのは「南岸低気圧」ですが、しかし今回はちょっと違います。
(2)「エリアは局地的だが積雪には油断できない」
上空に強い寒気が流れ込むタイミングで関東付近で風が収束、局地的に雪雲がわくパターンです。
南岸低気圧による雪と比べるとエリアは局地的ですが油断できません。
今回と同じパターンで南岸低気圧の雪に匹敵する量が積もったこともあります。
(2014年2月4日)
水戸で4cm、茨城県つくばで7cm、宇都宮で9cm、埼玉県熊谷で3cm、千葉で1cmの雪が積もり、東京都心もうっすらと積雪状態になりました。
(3)13日(土)は【日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込み】
(11日(木)正午時点の予想)
1)13日(土)午後に降る恐れがあり、試験1日目の帰宅時~試験2日目の試験会場に向かう時間帯は交通機関に影響が出ることも考えられます。
2)13日(土)は【日本付近は冬型の気圧配置が強まる見込み】で、日本海側の各地でも雪や吹雪となる恐れがあります。受験生の皆さんは時間に余裕を持った行動を心掛けてください。
(4)「冬型の気圧配置は「成功(勝ち)取ってー」」
毎年、大学入学共通テストの時期は冬型の気圧配置が強まる傾向で、日本海側では荒れた天気になることが多いです。
ただ、この冬型の別名は西高東低、「成功(勝ち)取ってー」の気圧配置です。
テレビ朝日気象デスク 藤枝知行
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