第101回以降の箱根駅伝の参加資格は関東だけ 連合チームの編成は継続審議(24年1月6日 newsYahoo! スポーツ報知)

 

要点

(3)箱根駅伝は、最初から『お正月の風物詩』だったわけではありません。

先人たちが箱根駅伝を魅力ある大会に育ててきた結果に他なりません。

その結果、関東の学生長距離界のレベルが向上し、箱根駅伝の魅力もますます増してきました。

 

 

記事

 

(1)要点「参加資格は関東学連男子登録者に限定」

(箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟(関東学連))

5日、第101回大会(来年1月2、3日)以降の参加資格について「関東学生陸上競技連盟男子登録者」とすることを発表した。

第100回箱根駅伝予選会(昨年10月14日)の参加資格は、例年の「関東学生陸上競技連盟男子登録者」から「日本学生陸上競技連合男子登録者」に広がり、全国の大学が参加可能だったが、第101回大会以降は従来の参加資格に戻る。

第100回大会では編成されなかった関東学生連合チーム(予選会敗退校の選手で編成)については継続審議中となった。

 

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(2)(関東学連)

5日、有吉正博会長名で「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)第101回大会以降の参加資格について」と題した文書を発表。

「第101回大会以降の参加資格について説明。「関東学生陸上競技連盟加盟校所属の男子登録者で、本大会並びに箱根駅伝予選会出場回数が通算4回未満である者(予選会のみ出場の場合も回数に含まれる)に限る。なお、出場とはエントリーした時点で出場とする」などと明記した。

 

(3)「発展の在り方」の説明

「ひとつの方法として参加資格を全国に広げることも考えられますが、それだけが発展の在り方ではありません。関東の大会として、さらに魅力あるものにしていくことが、相応(ふさわ)しい発展の在り方だと考えます。

事実として、これまでの取り組みで多くの普及や発展が成されてきました。箱根駅伝があることで、関東の大学に選手が集まっていることは、周知の事実です。ただそれは、先人たちが箱根駅伝を魅力ある大会に育ててきた結果に他なりません。

その結果、関東の学生長距離界のレベルが向上するとともに、箱根駅伝の魅力もますます増してきたものです。その事実を、否定的に評価する必要はないと考えます。

箱根駅伝は、最初から『お正月の風物詩』だったわけではありません。

関東の各大学と本連盟の先輩方の、努力と創意工夫の積み重ねによって、今のような存在になったものです。それを継承しながら、さらに発展させていくことが、本連盟の責務と考えています。」

 

報知新聞社