MBSさんのちちんぷいぷい金曜日のコーナー、楠雄二朗(くっすん)と河田直也アナが、歩いて歴史ポイントを訪れ、現地の人と触れ合うコーナー『昔の人は偉かった』の特別編『兵庫県姫路市』のまとめ。
2020年09月04日(金)放送
旅の内容:●河童と河田郎?!▲空飛ぶ犬?!■アマビエの先輩?!
スタートは兵庫県姫路市・JR『姫路駅』。目標点は姫路市・兵庫県立歴史博物館。約2キロのコース。
午後4:30、兵庫県姫路市、JR『姫路駅』の前(北口)からオープニング。気温38℃で日差しが強く、「照り焼きにされてるみたいです。」とくっすん。
本日は、姫路城の前を通って、妖怪の特別展が開催されていた『兵庫県立歴史博物館』へ向かう。午後5:00の閉館後に特別に取材させてもらうよ。
駅前で、妖怪アマビエについてトークする2人。
くっすんは、アマビエを「チョコボールのキャラクターみたいな、キョロちゃんみたいな。」と例える。
2020年にブレイクした妖怪・アマビエの他にも、疫病退散の妖怪がいるらしく、そんなお話しを聞きにゆく。
スタート前に気になることが・・・。『姫路駅北にぎわい交流広場』にて、炎天下の中で、1~3人の聴衆を前に、歌を歌っている女性がいる。河田アナとくっすんは、その歌声に誘われ、手拍子などで盛り上げながら、聴衆に加わる。
1曲[鹿乃さんの曲:『Stella-rium』]聞き終えた後、インタビューする。歌い手は、荒川莉乃さん。今日は姫路市に許可をもらって歌っている。「みんなこの暑さで気がまいってたりするかなと思って、そういう人たちを笑顔にできるような歌を歌えたらなぁと思います。」とのこと。あとカメラに向かって、「スカウト待ってるんで、ぜひお願いします。」とアピール。
歌声に元気をもらい、姫路駅から北へ向かう。『西二階町商店街』を通りかかると、土曜日の夕方なのに人影がほとんどない。
さらに歩くと、ベンチに座って休んでいる『猫男?』を発見する。
姫路城の前を通りかかるも、やはり人影がほとんどない。姫路城を横目に歩いていると、『城見台公園』で準備運動している空手家を発見する。1年半前にベトナムから技能実習生として来日したグェンさんで、せっかくだから、空手の型を披露してもらう。
少林寺拳法6級のくっすんがお礼にと演武を披露する・・・もウケない。
友達と一緒に来日したが、家族はベトナムにいる。コロナの影響でベトナムに帰る飛行機がない。将来、ちょっとお金がたまったら、ベトナムに帰って両親と旅行に行きたいとのこと。
午後5:50、スタートから2キロ、目標地点の『兵庫県立歴史博物館』に到着。2020年6月23日(火)~8月16日(日)まで、特別展『驚異と怪異 -モンスターたちは告げる-』が行われた。
妖怪を研究して30年という香川さんに、特別展を案内していただく。香川さんは日本の妖怪に関して、博士号を持っている最初の人間という。
まずは、河童について紹介したコーナーを拝見する。昔は『カッパ』と言わず、『川太郎(かわたろう)』と言っていた。河田アナは『川太郎』と聞いて、自分の名前を呼ばれているかのように錯覚する。
河童という名前は東日本の呼び方で、京都や大阪が文化の中心だった時代は、川太郎という名前の方がメジャーだった。西の川太郎は猿のような外見をしていたが、東の河童は、クチバシがとがっていて亀のような甲羅を背にもつ恰好をしていた。
江戸が文化の中心になったことで、当初はマイナーだった河童という呼び方が普及し、見た目も今の河童のイメージへ変わっていった。
川太郎に続いて、中国の天狗の絵を拝見する。今の天狗のイメージとはかけ離れれ、翼の生えた犬のような恰好で空を飛んでいる。もともと天狗は中国の妖怪で、本来は隕石のことを示していた。隕石が大気圏に突入するときに、『ごぉぉ~』と発する音を狗(いぬ)の吠える声に例えたことから、『天狗』と呼ばれるようになった。
天狗は中国から日本に伝わり、どんどん変化していった。河田アナは天狗が隕石だったことから、「妖怪でもなんでもないんだ。」と言ったら、「妖怪です。」とキッパリおっしゃる香川さん。昔の人は、理解できない現象を妖怪として伝えた。
最後は、コロナで話題になったアマビエのコーナーを拝見する。アマビエは江戸時代、後に疫病が流行るため、自分の姿を書き写し人々に広めることで、その疫病が鎮まると予言したと伝わる。
しかし、実は江戸時代には流行らなかったアマビエ。そもそも”アマビエ””という名前が書き間違えだった。本家の名前は”アマビコ”で、カタカナの『コ』を『エ』と書き間違えて、今に伝わる。
文字だけでなく容姿も変化した。アマビエとアマビコの絵を比べてみると、
あんまり似ていないようで、口のとんがり具合・三本足・髪の毛?など似ているところもある。つまり、描き間違えられて変化した。
アマビエのような妖怪は、アマビエ以前に存在していた。アマビエはパクリ・二番煎じなのだ。疫病退散にご利益のある、妖怪の元祖は、『神社姫』とのこと。そのイラストを見ると、アマビエと比べて見た目がけっこう怖い。
江戸時代後期、コロリ(後にコレラと呼ばれる)が流行した際、神社姫は『コロリの難を逃れたくば、私の姿を描いて人に見せなさい』といって消えた。神社姫はアマビエより約30年前に、疫病退散の妖怪として広まった。
アマビエや神社姫のことを知って、「ただこう人間が何か恐怖を感じたときって、何かに頼りたいんだな・・・。」とくっすん。それを受けて、まとめる香川さん。人間は、不安というものを軽くするために形にする。その結果生み出されたのが、様々な妖怪である。まさにアマビエが、不安を解消するために今もてはやされている。
■簡易チャート
スタート:兵庫県姫路市・JR『姫路駅』前→ 『姫路駅北にぎわい交流広場』 → 姫路城前 →『城見台公園』→目標地点:『兵庫県立歴史博物館』 (2km)